【歩き遍路17日目】第28番札所大日寺〜第30番札所善楽寺を歩く
2021年5月1日(土)
断続的な雨の中大日寺へ
夕方の住吉荘
遍路宿がない
住吉荘とその前の民宿とうの浜で同宿だった女性の歩き遍路の方から37番札所岩本寺から先の宿がないという怖い話を聞いた。
37番岩本寺から38番金剛福寺は87㎞も離れているヤバい区間。ここに宿がないというのは死活問題。
詳しく聞くとどの宿にも連絡が付かない状態らしい。廃業が休業か。
本当に宿がない場合の対処法として考えているのは打ち戻し。行けるところまで行ってバスか電車、最悪タクシーを使って最寄りの宿が確保できる大きな町まで行って宿泊。
翌日は同じく、昨日の場所まで戻り、そこから打ち始めるというのが打ち戻し。これならズルしたことにはならない。最悪この手しかないかも、とその女性も話していました。
車や自転車ならこんな問題は起きませんが、徒歩の場合は宿がない、もしくは予約が取れない場合があり、こう言う手を使うしかありません。今夜色々調べて考えて手配したいと思います。
住吉荘で6:00に朝食。住吉荘は洗濯機無料、Wi-Fi完備、波の音を聞きながら寝て、波の音で目覚めるという良い遍路宿でした。
飯がうまい!やる気が出ます。が、今日は雨。またしても雨。やる気は半減です。出発時点ではまだ降ってないけど間も無く降る予報。どうかあまり降りませんように、弘法大師様お願いします!
出発前にてつパパご夫妻に再度会い、奥様にペラップをプレゼント。図鑑埋まって私も嬉しいです。
てつパパご夫妻にはお世話になりました。ありがとうございます。
しばらく歩くとやはり雨が降ってきました。しかも雷ゴロゴロの雷雨。それでも仕方ない。歩くしかない。
ボートピア土佐を横目に見ながら進みます。まだレース開始前だけど、開始していても当然ながら華麗にスルー。遍路は札所は打っても、博打を打ってはいけません。競艇の場外舟券売場です。
宿から大日寺まで約11㎞。結構歩きます。良かったのは雨が1時間半ほどで止んだことです。
どの天気予報も外れ。夕方まで降り続ける予報を出していたところもありましたが、大外れです。
これは弘法大師様の力かな?途中の休憩所でちょっと一息。てつパパご夫妻からいただいたドリンクを飲んで再び歩き出します。
まずは大日寺を目指しててくてく歩きます。
大日寺近くの川の上にあった鯉のぼり。もうそんな季節ですね。大日寺の近くは遊園地や動物園もあってなかなか楽しめそうな町です。
大日寺に到着
入口から階段。階段を登ったところでまた階段。特に高知はこれ定番。
第28番札所大日寺にやっと到着。本堂と大師堂が近くだとわかりやすくて良いです。かなり離れているお寺もあって境内で迷子になることも。
お接待でお茶をいただく。そして飴ももらって、飴を舐めながら再出発。次は国分寺を目指します。
物部川からの眺め。
香美市に入りました。まだまだ歩きます。
途中、赤い実というお店でランチ。なかなかお洒落なカフェだけど、うどんとかカツ丼とか何でもある。
しかも客が引っ切りなしに来る。なかなか人気の店のようです。そしてうまかった。ごちそうさまでした。
南国市に入りました。「なんごく」ではなく「なんこく」です。北海道には無さそうな地名ですね。
国分寺手前です。この辺りは水田が多いですね。その他には特に何もない感じです。
国分寺に到着
やっと第29番札所国分寺に到着!大日寺から9㎞。結構歩いた感じがしますが、今日はもう一つ進みます。次は善楽寺まで7㎞ほど。もう一踏ん張り。
ところが国分寺を出てしばらくするとまた雨。そして雷。土砂降りと小降りを繰り返しながらずっと雨。
雨だと雨装備にしなくてはならないので面倒だし、それでもびしょ濡れになるし、最悪です。疲れも倍増。歩く速度も遅くなります。
善楽寺に到着
それでもやっとのことで第30番札所善楽寺に到着。そして雨も止む。
この時点で歩行距離は30㎞を超え、女房殿もヘトヘトであったので、明日打ち戻しをすることにして、ここからタクシーで高知駅近くの宿へ。
明日はまた善楽寺に来てからスタートです。
そうそう、善楽寺さんからティッシュをいただきました。2つ繋げると絵になるというものです。ありがとうございました。
高知駅近くの宿に荷物を置いてからまた15分ほど歩いて、てつパパさんから教えてもらった吉野家で夕食。
ちゃんと550円以上のメニューにして、アプリもスキャンしてもらったのでもう安心です。吉野家イベントの時はまだ四国にいるかな?
善楽寺からタクシーで高知駅近くのホテルロスイン高知に宿泊。街中だしポケストあるだろうと期待してたんだけど、最悪の何もなし。
アイテム補給は難しい課題です。高知駅近くまで来たものの町中を散策する余裕もありません。
本日の弘法大師からのプレゼントは昨日に続いてドーブル色違い。しかも2匹も出た。交換要員です。ありがとうございます弘法大師様!明日も何かよろしくお願いします!
明日は31番札所竹林寺、32番札所禅師峰寺、33番札所雪蹊寺まで行く予定です。明日は天候は大丈夫そうなのでのんびり行く予定です。
今日は宿から吉野家往復したり買い物もしたりしたのでかなり歩き過ぎました。それなりに疲れました。おやすみなさい。
17日目
本日の歩行距離 33.7㎞
累計歩行距離 412.1㎞
【歩き遍路16日目】やっと天気が回復!大日寺へ向けて歩きます
2021年4月30日(金)
大日寺に向かいます
神峯寺境内
歩き遍路裏技
昨日に続いて裏技その3。
長く遍路をしていると、必要なもの、欲しいものが出てきます。タイミング良くそれらを売っている店が近くにあれば問題ないですが、なかなかそうはいきません。
普段ならネットで注文するところですが、旅の身の上。さて、どうするか。
答えは簡単。ネットで注文して、指定日配送にした上でその日に泊まる宿に連絡して受け取りをお願いするだけです。
代引きとかはダメです。ネットでクレジットカードなどで事前に決済しておきます。これで問題ないです。
注意すべきは
- 宿に許可を取っておくこと
- 荷物の宛先を間違えないこと
- 事前に決済しておくこと
だけです。困った時はこの手を使いましょう。
民宿とうの浜を出発
さて今日は第28番札所大日寺に近づくように歩きます。
大日寺って実は四国八十八ヶ所に3つも同じ名前のお寺があるんですね。徳島県に2つ、そして高知県の1つ。
民宿とうの浜さんで朝ごはんを食べて6:45に出発です。2日間お世話になりました。ありがとうございました。
昨日、一昨日が雨だったので、太陽が嬉しいです。今日は晴れ。
国道55号線を歩き始めます。程なくサテライト安田を発見。競輪の場外車券売場です。
ギャンブル魂がうずきますが、ここは当然スルー。隣にはローソンがあります。
長めのトンネルなのでいやだなあと思ってたらこの案内。旧国道に進みます。
大山岬にある蕎麦屋。四国に来て初めて蕎麦屋を見た気がする。ランチにはまだ早いので食べてません。
島みたいになっているところが恋人の聖地大山岬。
うーん、こういうのどこにでもあるよね。もう少し何かアイディアないのかなあ。この先に小さな道の駅があったのでトイレ休憩。
お接待木
今日は数ヶ所でこの看板を目にしたけど、木はあっても実はひとつもなく残念。シーズン外なのか?誰かが全部食べてしまったのか?
chez nousというカフェ前にある休憩所。ありがたいですね、本当に。
安芸市へ
安芸の市街地に入ります。
この西田屋薬局で女房殿の筋肉痛の薬と私の怪我の薬を購入。
私の怪我の薬はオロナインです。昭和世代の私はおばあちゃんからオロナインとキンカンでだいたいのものは治ると教えられ、大人になってもオロナインは常に常備。
旅に出ても使いかけの小さいチューブを持ち歩いていたものの、度々の怪我で残り少なくなっていたたため買いました。
ここで薬局にいたおじいさんが話し掛けてきました。おじいさんは92歳。元気なおじいさんです。
歩き遍路を労ってくれて、「徳島の人は一回回らないと嫁に行けない。徳島の人は高知と違って信心深い」「私は92だけど、元気で毎日パチンコ屋に行ってる。元気の源はこれだ。私はチオビタを30の時から毎日2本飲んでる。あんたたちも飲め」ということでお接待いただきました。ありがとうございます。
飲んで元気が出ました。おじいさんもお元気で!と、その後、薬局のお姉さんが私に普通の絆創膏と大判の絆創膏をくれました。お接待です。
多分お姉さんはお会計の時に私の左腕の怪我を見たか、オロナインを買ったので怪我でもしたのかと思ったのか、大変ありがたいです。
偶然通りかかり、偶然買い物をした来たこともない薬局でお二人からお接待いただきました。何だか感動しました。
ありがとう、おじいさんと西田屋薬局のお姉さん。たまたま立ち寄ったけど忘れられない薬局になりました。
安芸の市街地は結構お店も開いていて、また休憩所もあって凄く良い感じの町でした。
ところでお遍路さん用や公共のトイレに良くこのマークがあります。QRコードを読み込むと、、、
遍路道周辺にあるトイレマップです。いざと言う時のためにブックマークしておくと良いですね。
喫茶・軽食の店ジャスト
安芸市街地の外れ、漁港の近くにある喫茶・軽食の店ジャスト。ここでランチ。
本当は漁港の先にある安芸しらす食堂に行こうかと思ってたんだけど、営業時間前になってしまいそうだったし、ここでも安芸名物であるしらす丼が食べられるとあって、ここにしました。
しらす丼うまい!と食ってると、店のおばちゃんから「あんたら、ずっと歩いてるんか、偉いのう。そうや、あんたら、どろめ食べたことあるか?生のしらすや」というので、食べたことないと答えたら、今朝取れたのがあるから、少し食べてみるか?と言うので食べたいと言ったら、持ってきたのがこちら。
予想以上に多い。ゆず酢と醤油をかけて食べると、うまい!取れたてだからか、生臭さは全くない。
それにゆず酢が合う。初めて食べた。おばちゃんありがとう!ここでもお接待をいただき、店のおばちゃんに頑張れと言われて再び歩き出しました。
Groupファームという店を発見。焼きナスアイスは女房殿が食べました。
少し食べましたが確かに焼きナスの味。でも焼きナスをアイスにする意味あるのか?
で、私は焼き芋と青のりのダブル。焼き芋はともかく青のりはスゴイ。マジで青のり。結構衝撃的。食べ歩きばかりですみません。
この先で国道より海沿いにあるサイクリングロードに入ります。ここは自転車と人しか通れず、車は通らないし、信号もないので快適です。景色も良い。
特にここ。赤野休憩所は景色は最高です。歩き遍路の人は絶対寄った方がいいですね。トイレもあります。
電車が通れば良い写真スポットもありましたね。
このサイクリングロード沿いは廃屋や廃材が散乱しているところがあり、汚い部分もありますが、こんな遍路休憩所も。
でもちょっと怖くて入れない。人形置く意味あるの?
展望台もあり広い広い琴ヶ浜を見渡せます。天気も良くて素晴らしい景色。
ミタニ建設工業株式会社提供の遍路小屋。ありがたく使わせていただきました。
ここには伝言板や伝言ノートなどがあり、色んな情報が書き込まれています。近くにはトイレもあります。
宿の近くまできて、てつパパさんと奥様とお会いしました。お接待をたくさんいただいてしまい、恐縮です。ありがとうございました。
お返しにもなりませんが、奥様にジーランスを差し上げました。図鑑埋まって良かったです。
本日の遍路宿は住吉荘
本日の宿は住吉荘。ここは料理がスゴイとは聞いていたけどまじだった。鰹のたたき、長太郎貝という貝。うまいし、量もあって大満足。
ポケ活はもうボールが枯渇寸前で捕獲もほぼ出来ず。ジムも意外と戻って来なくて上限20になってしまう事が多くなり大変厳しい状況に。
今日の宿もポケスト1あるのは有難いけど、モンボ復活には程遠く、またこういう場所に限ってポケモンは爆湧き。でも捕獲できない、というもどかしさ。
捕獲だけは頑張ってきた私にとっては酷な状況です(泣)。
弘法大師様からのプレゼントは今日ありました!ありがとうございます。
ドーブル色違い。今日出ました。ホッとしました。弘法大師様、またよろしくお願いします!南無大師遍照金剛!
明日は大日寺、国分寺、善楽寺まで行く予定ですが、またしても雨。雨の中の徒歩移動は最悪ですが、行くしかありません。何とか頑張りたいと思います。
16日目
本日の歩行距離 26.6㎞
累計歩行距離 378.4㎞
【歩き遍路15日目】雨中の遍路ころがし第27番札所神峯寺
2021年4月29日(木)
土砂降りの遍路ころがし神峯寺
雨の中の小さな港
遍路を開始して2週間が経過し、荷物を再考することに。荷物が多すぎて、ほとんど使ってないものを整理します。
歩き遍路の難敵は雨と山です。真夏はこれに暑さが加わりますかね。
荷物を少しでも減らす方法として昨日のブログに書いた荷物送りがありますが、もう一つ家に送ってしまうという手があります。この時、家に家族が居れば何も問題ないですが、受け取る家族がいない人もいるでしょう。
そんな時役に立つのがゆうパックの置き配です。
これは便利。私もこれを使って不要な荷物を送り、荷物を少し減らしました。
歩き遍路は荷物は必要最低限が原則です。結願した後に実際に何が必要で何が不要だったのか検証したいと思いますが、今のところ衣類に関してだけ言えば、着替えは着ているもの+もう1着で良いかも。
今のところ全ての宿に洗濯機があるので洗濯できるので。それに最悪、コンビニなどでも下着くらいは売ってます。
※ゆうパック置き配は事前に書類提出が必要ですが、提出していない場合は取扱局に電話し、置き配を依頼できます。ただし、荷物の保証はできなくなります。
神峯寺へ出発
さて、今日は遍路ころがし第4弾、高知県最大の難所である神峯寺(こうのみねじ)に登ります。
また雨です。とにかく怪我に気を付けて登りたいと思います。朝ごはんを食べて6:40出発です。
しかし、私は運がない。弘法大師様に見放されているのか。
徳島最大の遍路ころがし焼山寺で雨。高知最大の遍路ころがし神峯寺でも雨。泣けてきます。
神峯寺は昨日か今日、体調や天候を見て行こうと思っていました。少し前から天候がかなり悪化する予報でしたので、無理のない計画を立てましたが、昨日は雨で疲れ果てて、今日も雨。どうにもならない感じです。
雨、雨、雨。本降りです。滑らないように神峯寺がある山に向かって進みます。
道路の脇を上から何が走ってきました。何か用事があるので急いでます的な走り方です。わかりますでしょうか?先方道路の右端にいる動物が。
私たちを見つけて立ち止まりました。おまえら誰や?時間にして3秒ほどは凍っていました。
スキップするかの如く楽しげに走ってきて突然目の前にあらわれた人間に驚きを隠せない様子。
そのあと草むらの中に消えました。たぬき?たぬきポケモンって何かいたっけか?
クラブが結構いました。雨だと出てくるようです。写真はノーマルクラブと色違いクラブ。
神峯寺へは車も通る舗装路がありますが、舗装路は右に左にクネクネと進んでいます。
その真ん中をショートカットするように遍路道がありますが、今日は雨で危険な上に先日の怪我もあるので舗装路を歩くことにします。
途中で休憩所があります。トイレもあるので小休憩には最適です。
雨で景色は見えません。
雨で道路は川です。
神峯寺に到着
やっと第27番札所神峯寺が見えてきました。右側は神峯神社への参道。
神峯寺山門に無事到着。
と思ったらまたお決まりの階段。到着しても油断できないところが四国八十八ヶ所あるある。
やっと本堂へ。相変わらず雨。麓からここまで雨の中ゆっくり歩いて2時間弱。
天気が良くて遍路道を使えば1時間半もあれば大丈夫ではないかと思います。
晴れていればそれ程恐れられる遍路ころがしではないと思います。晴れていれば昨日来れたなあと思いました。
霊水と言われる神峯の水。
神峯寺通夜堂
通夜堂は本来は夜通し行う仏事のためのお堂ですが、四国八十八ヶ所の一部のお寺では無料で休憩、宿泊できる施設を指します。
こういった通夜堂や民間から提供される善根宿もお接待の一つで、このような宿で寝泊まりしながら歩き遍路をする人もいます。勿論ですがメシ無し、雑魚寝です。
神峯寺の通夜堂はキッチンも付いていて清潔そうでした。
神峯寺の駐車場には小夏が売っていました。ここは1袋200円。
お遍路さん向けに何とかバラ売りを検討してもらえないでしょうか?四国の柑橘系の果物は甘くて美味しいのでもっと食べたいです。
↓次の画像。グロ注意かも。
蛇?巨大ミミズ?体長は50センチほど。色が変。クネクネと動きながら道路を進んでいました。
(追記)カンタロー(別名シーボルトミミズ)というミミズの種類だそうです。日本の固有種で西日本に多いそうです。東京では見たことないです。初めて見ました。こんな大きいミミズがいるんですね。
民宿とうの浜に連泊
下山して宿の近くの店で適当な食べ物を買ってランチ。
今日は早めに切り上げて、宿で休息。宿は連泊です。
明日は天気は回復。次の札所大日寺は宿からの距離が34㎞。さすがにちょっと遠いので、明日は大日寺の近くの町まで行く予定です。
夕飯。やはりこの宿、飯はイマイチです。期待しないように。
ここ数日の宿の飯がレベル高めだったためなのか期待をし過ぎてしまいますが、食べられるだけでありがたいのです。ごちそうさまでした。
今日も弘法大師様からのプレゼントはありませんでした。ドーブルの色違いも出ませんでした。明日出るといいなあ。
15日目
本日の歩行距離 12.2㎞
累計歩行距離 351.8㎞
何かありましたらご連絡ください。
【歩き遍路14日目】高知県蔵空間蔵宿〜民宿とうの浜
2021年4月28日(水)
神峯寺近くの民宿とうの浜に向かいます
金剛頂寺本堂。
蔵空間蔵宿で6:30に朝食。トーストに色んなものが挟んでありました。美味しいです。
この宿は昨日書きましたが非日常的な体験ができる宿です。女将さんも上品で優しい人です。是非泊まってみてください。おすすめです。
歩き遍路裏技「荷物送り」
歩き遍路の裏技を一つ。
以前のブログで送迎システムを紹介しましたけど、もう一つの裏技としてあるのが、荷物送り。
車と違い、歩き遍路は当然のことながら荷物が多くなります。重い荷物を背負って歩くと、それだけで体力を使います。
これを少しでも回避するためにとりあえずその日に不必要なもの(衣料品など)を次の宿に宅急便などで送っておくのです。
そうするとその日の荷物は軽くなります。当然ですが、送り先の宿にあらかじめ許可を得ておくことは必須(時間指定も要確認)。
また、宿によっては宅急便など使わず自家用車で荷物を送ってくれるところもあります(有料)。また、宿で宅急便を受け付けてくれるところもあります。
荷物送りは特に厳しい遍路ころがしの難所や雨天時、長距離時に便利ですが、余分な出費が結構増えます。
でも送迎システムと合わせてうまく使う人が多いようです。
雨の中、民宿とうの浜に向かって歩きます
今日は朝から雨。ときおり土砂降りになります。雨だと歩行速度は遅くなり、気分も落ち込み、モチベーションは下がりますね。
焼山寺の時は気合で絶対登らなければならない使命感みたいものに突き動かされていましたが、今日はほぼ平地での移動だけになりました。
天候の悪い海岸線を時折見ながら進みます。国道55号線を歩いていますが、特に何もない感じ。テクテク雨の中を歩きます。
セブンイレブンで買ったレインコート、菅笠カバー、リュックカバーを装備して進みます。
たまに小さな港があるくらいで比較的単調な道が続きます。
宿から8㎞ほど歩いたところでトイレと休憩所のある羽根岬休憩所。ここで少し休憩。
これ以後あまり休憩所はないので、ここで休憩をオススメ。トイレはある時にしておくのが鉄則。
羽根岬を過ぎます。
奈半利の町に入りました。サンゴが見えるらしいです。雨でそれどころではないけど。
セブンイレブンのレインコートを着ていたけど、もう全身ずぶ濡れ。リュックの中や靴の中までずぶ濡れで、どうしようもなく、たまたまあったコーナンで少しはまともそうなポンチョを買う。
ローソン奈半利町店で買い物をした後に、目の前にあった「点」という軽食、喫茶の店に入る。
ラーメンとヤキメシを食べる。たいしてうまいわけではないけど、満腹。ごちそうさま。さっき買ったポンチョに着替えて出掛けます。
店のおばちゃんに励まされてまた歩き始めます。
奈半利川を見ながら進みます。
今日は調子良く行けて、時間もあれば第4の遍路ころがしである神峯寺にチャレンジしようかと思ってたけど、雨の中の移動で私も女房殿もへとへと。
全身ずぶ濡れで暑いのか寒いのかわからん状態で風邪引きそう。今日のチャレンジは諦めて宿へ。
民宿とうの浜に到着
今日の宿は民宿とうの浜。神峯寺へ行く足掛かりになる場所にあります。
明日も高知県は雨ですが、明日行くより仕方ないです。雨の山登りはもうやりたくない気がするんだけど、何とかやります。また転ばないよう気をつけます。
夕飯はこんな感じでした。食事はいまいちかな。
ただ洗濯機無料、Wi-Fi完備。部屋も割と広くて快適です。食事以外の面では過ごしやすい宿です。宿のご主人も優しいです。
ポケスト1入ります。今日はポケモンもほとんど捕まえてないし、ジムをやる時間も余裕もなかったので、モンボは500発くらいは溜まりました。ここでもう少し増やしたいと思います。
本日の弘法大師様からのプレゼントは何もなしです(泣)
明日は第4の遍路ころがし、高知県最大の難所と呼ばれる神峯寺に行きます。
運に見放されているようです。弘法大師様、天候回復よろしくお願いします!
14日目
本日の歩行距離 23.8㎞
累計歩行距離 339.6㎞
何かありましたらご連絡ください。
【歩き遍路13日目】第25番札所津照寺〜第26番札所金剛頂寺
2021年4月27日(火)
本日は津照寺に向かいます
御厨人窟入口
遍路小屋(休憩所)
今日は遍路小屋について少し。
遍路小屋は歩き遍路が遍路道の札所間で休憩できる場所です。このブログでも何度か紹介していますが、その種類には大きく分けて4種類あります。
1は私が勝手に公式とか言っているヤツです。
これは徳島県出身の建築家歌一洋氏が推進している遍路小屋設置のプロジェクトにより設置されたもので、建築家だけあって各所様々なデザインの小屋になっているのと、ヘンロ小屋ノートという思い出ノートみたいな記録帳がたいてい置いてあります。
見かけたから是非入ってみてください。現在57ヶ所あるそうです。
「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会トップページ 2019.03.28
2や3はある意味お接待ですね。土地を使い、休憩所の設備を整えているものです。小屋までいかなくても椅子だけでも本当にありがたいです。
4はお遍路専用ではない場合もありますが、お遍路さんもいるのでこの辺に休憩所を、という意図が感じられる場所にあったりします。
こう言った遍路小屋がないと休憩するのに困る場所がたくさんあります。そろそろ休みたいという時に目の前に現れる休憩所は本当にありがたいです。これがないとなかなか休息が取れません。
毎日感謝しています。ありがとうございます。
津照寺へ出発
さて、昨日に続いて今日も楽勝コースで。ホテル明星の朝食は7:00なので、少しゆっくりです。この後コーヒーが出てモーニングセットみたいな朝食でした。何だか久しぶり。7:45に出発。
今日は風があまりなく快適です。水平線を見ながら進みます。岬の反対側は民家や集落がポツポツあり、あまり寂しくはありません。
室戸岬港を過ぎます。
崩壊したままのアパートらしき建物がありました。放置状態のようでした。
また小さな港がありました。この辺りは小さな港が岬の反対側を含めて多いです。磯の香りがします。たいてい鳶がピーヒョロヒョロと鳴いて飛んでいます。
また港が。ここを過ぎるとすぐに第25番札所津照寺があります。ホテル明星から7㎞ほどの距離です。
津照寺に到着
山門が見えてきました。到着です。
到着と思ったらこれです。お寺は高台や山の上がかなり多く、着いたと思っても油断できません。必死に階段を上がります。
ヒーヒー言いながらやっと本堂に到着。お参りします。本堂は洋風の建築ですね。
本堂横からの景色は良いです。大師堂もお参りし、御朱印をいただいて次の札所に向かいます。
四国では歩いているとこういう無人販売所?がたまにあります。1袋100円。
激安ですが重くなるので無理。バラ売り希望。3個100円でもいいのでお遍路さん向けに用意があると買います。
最近は毎日ですが宿周辺で必死にポケスト回しても午前中にはモンボが枯渇してしまいます。
ポケ活は厳しい状態です。遍路やりながらポケ活はボール確保との戦いです。
次は金剛頂寺を目指して歩きます。
何だかわからない亀。バス停の待合所のようでした。
簡単な字なんだけど、知らないと読めない。
このお遍路さん休憩所は企業が提供しているようです。ここを右折して山に向かいます。そう、ここもまた山道です。
標高は多分200メートル弱なんだけど、ここもそれなりに急坂なので疲れます。
金剛頂寺に到着
そしてお決まりの階段。
第26番札所金剛頂寺にお参り。実は今日の宿は金剛頂寺を予約していましたが、この時点で時間は昼過ぎ。
チェックインはまだまだなのでジム潰して、お寺の中を散歩して時間潰そうと思ったんだけど、とりあえず宿坊で荷物預かってもらおうと訪ねたら、宿坊のおばちゃんが「まだ早いので、時間がもったいない。もっと先まで少しでも進んだほうがいい」と言われ、宿坊をキャンセルし、他の宿を探すことに。
少し先の吉良川町にある「古民家の宿 蔵空間蔵宿」という遍路宿を急遽予約。先に進んでみることに。
再び怪我
で、ここでトラブル。金剛頂寺から下山する遍路道は登りより急坂な上に悪路。転ばないよう慎重に歩いていたんだけど、滑った。
その拍子に左腕に大きな擦り傷を負ってしまいました。先日の右脚の傷は瘡蓋になりもう癒えましたが、また新しい怪我をしてしまいました。ヒリヒリ痛く、なかなか血が止まらないまま下山。
下山したところに「食遊 鯨の郷」という店があったので、とりあえず入りランチ。そして傷口を水で洗い流しました。
うどんとマグロの漬け丼セット。四国ではうどんばかり食べてます。ごちそうさま。
と、ここでまたミス。店を出た後、店員さんが追いかけてきて、金剛杖を持ってきた。
私も女房殿も気が付かず、怪我したことと言いやはり疲れていることを実感。
これもまた読めない。
蔵空間蔵宿
吉良川町に入り、とりあえず宿を探して来てみると、なかなか凄い感じ。一部はカフェになっているようです。蔵空間蔵宿という宿です。
通された部屋は離れ一棟丸々全部。え?ここ?という感じの場所で、部屋は3部屋に分かれているけど、玄関や廊下を全部合わせると余裕で30畳はあるでしょう。
広過ぎ、そして古民家の良さが伝わる場所。予想外の素晴らしさに驚き。古民家ではあるけど、しっかりとメンテナンスされており、非常に清潔で過ごしやすいです。
更に女将さんに消毒液とガーゼをいただく。本当にありがとうございました。周囲に薬局とかないしマジで感謝。
ちょっと町を散歩してみることに。
吉良川町は江戸期より林業が盛んで、明治に入ると木炭の生産が始まり、大正時代には良質な備長炭を産出したことから商家や廻船問屋で大きく繁栄し、その歴史的街並みが今なお残る町です。
国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されているとのこと。落ち着いた、そして良い雰囲気を感じる小さな町です。金剛頂寺の宿坊に泊まらないで良かったかも。結果オーライ。
吉良川町って小さな町で人口は2000人少々。吉良川町だけの話ではないけど、私のような知らないおっさんが一人で歩いていても、子供達は「こんにちは!」と声をかけてくれます。遍路の格好をしていなくてもです。
東京ではあり得ない話。東京の教育方針は知らない人には口を聞くな!ですが、四国では知らない人にも挨拶をしよう!のようです。
これは新鮮だし、良い方針だと思いますね。
蔵空間蔵宿は普通の民宿よりほんの少し高い料金だけど、古民家体験と、広々とした部屋を考えると充分すぎるくらい満足。
丸い木の桶風呂なんか初めて入った。
期待してなかったけど、ポケスト1有り。モンボ回復には程遠いので、ケイコウオはほとんど捕獲しませんでした。
本日の弘法大師様からのプレゼントはこちら。うーん、まあいいか。ありがとう弘法大師様。
明日は高知県は雨ですが、とりあえず次の札所である神峯寺に向かいます。
ただ、ここは標高400メートル以上の山の上。雨だと危険なので、状況により麓にある宿までのコースになるかもしれません。怪我もしちゃったので無理はしないつもりです。
13日目
本日の歩行距離 20.7㎞
累計歩行距離 315.8㎞
何かありましたらご連絡ください。
【歩き遍路12日目】室戸岬にある高知県初の札所最御崎寺を巡拝
2021年4月26日(月)
久しぶりの札所は高知県初めての札所最御崎寺
民宿徳増からは水平線から出てくる日の出を見ることができます。素晴らしいです。
天気の良い日に宿泊できると良いですね。
お遍路さん達
一期一会で会う他のお遍路さん達。遍路宿で一緒になったり、札所や途中の休憩所なんかで一緒になります。
挨拶程度で言葉を交わした人はそう多くはないけど、それでも結構な人数のお遍路さんと交流しました。
徒歩勢同士なので妙な親近感があります。お互いいろいろ苦労しているので、どこの場所が厳しいか、遍路宿はどこが良いかなど色んな情報を得ることができたりします。
多くは男性で単独行動のおじさん。単独の女性は少ないです。また、区切り打ちがほとんどです。
遍路宿に宿泊する人の多くは徒歩勢ですが、中には拘りなく薬王寺から最御崎寺までは遠いので、電車に乗るなんて言う人もいました。
通し打ちの人は私が遍路を初めて最初の数日間毎日どこかで会っていた神奈川のおじさんなど3人くらいしか会ってないです。
年齢はやはり60歳前後の人が多いかな。中には若い人もいます。宿の人に聞くと通常なら外国人が沢山いるらしいですが、当然ながら今はほぼいません。あと、夏休みには大学生が多いとか。
そんな状態ですから、通し打ちでしかも歩き、更に夫婦という私たちは非常にレアです。今のところ同様の人は会ったことがありません。まあどうでも良いですが。
民宿徳増を出発
6:30に徳増さんで朝食をいただきました。7:15には出発!
しばらく海岸線を歩きます。今日は余裕があるので景色を楽しみます。
海岸近くに見えるのが夫婦岩。夫婦岩ってどこにでもあるけど、これは3つの岩がある。子供が産まれたのか、三角関係なのか想像が膨らむ(嘘)。
小さな漁港を過ぎてしばらく行くと室戸世界ジオパークセンター。ここに休憩所とトイレがあります。
開館時間外でも入れる場所にあります。公式?の休憩所なので思い出ノートみたいなものがあります。私はまた書いてしまいました。
室戸岬へ
名勝及天然記念物室戸岬。室戸岬は今日だけかわからないけど風が強く、ポケモンGOも強風ブースト。
最御崎寺へ向かいます
しばらく歩くと右手にトイレがあり、その先に最御崎寺への登口があります。ここを登ります。
標高200メートル足らずの登山ですが、結構急坂なので意外とハードに感じます。山道です。
高知県最初の札所、第24番札所である最御崎寺の山門が見えてきました。到着です。ほとんど人がおらず、静謐感があります。
何となく良い感じのお寺でした。広さもほどほどでゆっくり見て回れます。
最御崎寺のすぐ前に室戸岬灯台があり、絶対行きたかったのですが、立入禁止。これは残念無念。
とりあえず下山して、宿にあるレストランでランチを食べるため来た道を1㎞ほど戻ります。
ホテル明星
ランチはたまには奮発して豪華なキンメ丼の茶漬け。不味いはずがありませんでした。
本日の宿はホテル明星(あけのほし)。まだ13:00前なので荷物だけ預けて散歩するつもりだったのですが、チェックインOKとのことで部屋へ。
お遍路に優しいです。ホテルの人はみんな凄く親切でした。お遍路プランだと民宿と同等の料金です。
部屋はオーシャンビュー。素晴らしい景色です。建物は古いけど清潔で良いホテルですね。
ちなみに絶景の海洋深層水露天風呂もあります。洗濯機無料、Wi-Fi完備。何も問題なくお遍路にとって素晴らしく良いホテルでした。
室戸阿南海岸国定公園乱礁遊歩道
散歩はホテルの隣に入口がある海岸沿いの遊歩道。今日は時間があるので休息、そして観光です。
こんな感じの道をちょっと歩くと、
景色が最高!室戸岬の海は濃い青です。海水もキレイです。海の匂いは落ち着きます。
ものすごく良い遊歩道です。お遍路に来たら是非ここを通ってみてください。室戸岬、良いところです。
ホテルに戻ってくる途中にある御厨人窟。
弘法大師が若い頃に修行し、洞窟の中で見えたものが空と海しかなかったことから空海という名になったと言われています。
洞窟は奥までは入れなくなっており、そんなに深くないです。公開されているのは入口から10メートル弱くらいまでで、2ヶ所の入口の奥はこんなふうになっていました。
ホテルに戻り売店を覗くと、昨日立ち寄った野根にあった野根まんぢうが売っていた。
昨日買おうかどうしようか迷って買わなかったので購入。おやつに食べました。一口サイズで食べやすく美味しかったです。
夕飯です。昼に食べたキンメ丼に入っていた刺身が同じものになってしまうので、他のネタに変更してくれるという細かい心配り。ごちそうさまでした。
夜はホテルの屋上で星空を見ることができます。スマホではうまく撮影できませんでしたが、もしこのホテルに泊まることがあれば是非屋上に行ってみてください。
都会では味わえない綺麗は星空を波の音を聞きながら眺めることができます。
ホテルはポケスト1のみ入ります。モンボ枯渇を解消するには程遠いけど、少しでも補充します。なおソースは多くてポケモン爆湧きです。
本日の弘法大師様からのプレゼントはホルビー色違い。2匹目なので進化できます。これは嬉しい。ありがとう弘法大師様!
明日は津照寺と金剛頂寺に行きます。明日も無理せずの楽勝コースなので室戸岬の先端の方に行ってみたりしようと思ってます。
30㎞連発した後なのですこしペースを落としてゆっくりと。
本日の歩行距離 21.0㎞
累計歩行距離 295.1㎞
何かありましたらご連絡ください。
【歩き遍路11日目】徳島県を離れ、遂に高知県に入りました!
2021年4月25日(日)
さらば徳島県!初めまして高知県!
↑民宿かいふから近い海部川の河口
民宿かいふのご主人に無理を言って通常早くても6:30の朝食を6:00にしてもらい、6:45に宿を後にしました。お世話になりました。ありがとうございました。
お接待について
お接待は地元の人がお遍路さんに向けて、善意で食べ物や飲み物を接待する習慣です。
お遍路さんは弘法大師様と一緒、また私の分もお参りをよろしくとい意味で、接待されます。
宿や店でもあるし、善意の一般の方からもあります。
宿や店以外では今のところ私は飴がかなり多いです。あと、飲料、みかん。人によってはお金を渡されたりもするそうですが、その場合はお賽銭として次の札所で使い、その方の分もお参りするそうです。
お接待を受けた場合は「南無大師遍照金剛」と唱えて納め札を渡す習慣ですが、納め札を渡すだけでも、あるいは感謝の意を現すだけでも良いです。
お接待は基本的に断ってはならず、もし不要なものをいただいた場合は札所のお寺でお供えとして置くらしいです。またお接待されてもお返しは不要です。
今日も札所に行かずに歩くだけ
さて、今日も次の札所までは行けないですが、少しでも近づくべくひたすら歩いていきます。昨日と同じかそれ以上歩くことになりそうです。
室戸方面を目指して国道55号線を歩き始めます。
今日も昨日に続いて波の音を聞きながら歩きました。
何故か犬が階段に並んでいたので撮影。この後、ご主人と一緒に散歩だったようです。
高知県に突入!
8:30頃遂に高知県に突入!さようなら徳島、ありがとう徳島!
この辺りは休憩所はいくつかあり、適当に休めます。
この休憩所は自販機あり、電源あり、トイレあり。この区間は長く歩かざるを得ないパターンが多いので無理せず休憩をしましょう。
と、まだ9時前なのにもうモンボ枯渇。朝は300発ありました。事実上本日のポケ活終了です。
マジで今日は距離が長いので、ジムを潰している余裕もあまりなく、とにかく先を急ぎます。
白浜海水浴場を過ぎて、とにかく歩きます。
今日はランチをどうしようか考えていて、民宿かいふのご主人に聞いたら途中コンビニが一軒、その先に海の駅があり、野根という町に一軒スーパーがあり、その先は14㎞くらい何もないとのこと。
野根スーパー
野根スーパーは結構うまいものがあるとのことだったので、野根を目指すことに。
野根の町に入り、スーパーに行くと、え!?
「すみません 本日は休業させていただきます」
まじかよ、おい。弁当買おうと思ったのに。
とは言えこんなこともあろうかと、昨日買ったパンの残りと非常食のカロリーメイトがあるので、それを食べて空腹を紛らわしました。非常食は何か持っていた方が良いですね。
野根を過ぎると右手に山、左手に海というこういう景色がずっとずっーと続きます。綺麗なんだけど、流石に飽きてくる。
野根から次の町である佐喜浜までの間に3ヶ所ほど休憩所があります。
Google マップには載ってないところもポケモンGOではポケストになっているのでわかります。「魚寄せ地蔵尊」という場所(ポケスト)にはお地蔵様の横に休憩所、奥にトイレもあります。
休憩所以外のポケストはほぼなく、延々と何もない道がこんな感じであります。
津波警報が発令されたら速攻で避難
四国の海沿いを歩くとこんな案内板を良く見かけます。津波の時にどこに逃げるかの案内で、多くは山に登れ、もしくは高台にある公的な施設。
山が近くにない場合は津波避難タワーがあります。恐らく東日本大地震の教訓と、南海地震を想定して整備されたものと思います。
いつ起こってもおかしくない地震。日本中どこでも起こり得ます。旅先で地震が起こる可能性も考えておかなきゃなりませんね。
野根を過ぎてやっと集落が見えてきました。
佐喜浜の町には郵便局や四国銀行のATMがあります。コンビニはありませんが、小さなスーパーは営業していました。
佐喜浜の漁港を通り過ぎて目的地の宿を目指します。
不思議な光景でした。これは何か意味あるんですかね?
民宿徳増
本日の遍路宿に到着。民宿徳増さんです。お遍路さんに人気の宿で、コロナでお遍路さんが少ないこの時期でも満室になる日もあるそうです。
四国霊場先達推薦の宿。この看板は民宿ちばさんでも見ましたね。安心して泊まれます。
宿は洗濯機無料、Wi-Fi完備です。宿からは水平線から登る朝日を見ることができるそうです。波の音を聞きながら眠れそうです。
ただし、ジム0、ポケスト0です。しかし何故かポケモンはかなり湧きます。困りました。この画像の通り目の前は海です。
夕飯は18:30、朝食は6:30です。これはこの日の夕飯です。質、量とも過去最高レベルでした。
早速鰹のたたきも出ました。料理が凄いという話しは聞いてましたが、噂は本当でした。ほとんどは地元の食材だそうです。
お遍路さんの満足度が高い理由がわかります。海が見える素晴らしい立地と美味しい食事。大満足です。
本日の弘法大師様からのプレゼントはホルビー。いや、今日はほとんど捕獲してないし、何もないと思ってたんだけど、いました。弘法大師様、毎日ありがとうございます!
明日は高知県で初めての札所である最御崎寺に行きます。最御崎寺。難しい字ではないけど読めないですよね?ほつみさきじ、と読みます。室戸岬にあるお寺です。
明日は距離は少し短いので、比較的楽な日のはずです。流石に2日連続で30㎞越えると疲れます。というより女房殿は良く頑張ったと思います。
200㎞超えはヤバいですね。振り子なんか使ってないですよ。ガチ徒歩です。明日も歩きます!
11日目
本日の歩行距離 34.1㎞
累計歩行距離 274.1㎞
何かありましたらご連絡ください。