徒歩遍路通し打ちに必要なアイテム【その1】
徒歩遍路に何が必要なのか?
四国八十八ヶ所1200㎞を歩いて巡礼するためにどのようなアイテム、グッズが必要なのでしょうか?
かつては歩き遍路の多くは野宿でした。今でも一部そういう方もいますが、野宿可能な場所が限られる上、暴漢に襲われるなどの事件もあり、現在多くの歩き遍路は遍路宿に宿泊します。
遍路宿
遍路宿とはお遍路さんメインとする宿泊施設で、多くは民宿、旅館、ホテル、宿坊、善根宿です。
宿坊とはお寺や神社にある宿泊施設のことで、多くは希望者にお勤めをすすめています。
四国八十八ヶ所のお寺では朝または夕方に本堂で一緒にお経を唱えるなどの体験ができます(自由参加)。宿坊は全てのお寺にあるものではありませんが、お遍路さんの多い四国では他地域に比べて多いようです。
宿坊については詳しくは下記をご参照ください。
また、善根宿とは歩き遍路さんに向けて地元の人などが用意した宿で、多くは無料で素泊まりができる宿です。
私は基本的に非日常的な体験ができそうな宿坊に泊まりたい派で、タイミングが合いそうなお寺では泊まってみますが、それ以外は民宿や旅館に泊まります。
持っていく予定の日用品
上記の前提なので、多くの宿は石鹸、シャンプーなどは用意されているようです。ただ歯ブラシなどは宿によってはない(もしくは有料)だったりします。
洗濯機や乾燥機も有料だったりします。洗濯は仕方ないにしても乾燥は何とか部屋で乾燥できないかなあとか思ってます。
- レインウェア
- リュック
- リュックのレインカバー
- スマホ
- モバイルバッテリー
- Apple Watch
- 電源、コード類
- タオル
- 手拭い
- ポケットティッシュ
- ウェットティッシュ
- 水筒またはペットボトル
- 下着、着替え
- ジップロック袋
- 非常食(カロリーメイトなど)
- 常備薬
- 耳かき棒
- マスク
- 傷修復絆創膏
- テーピング
- 歯磨きセット
- 携帯電気シェーバー
- 洗濯ロープ
- 洗濯洗剤
- 洗濯バサミ
- カラビナ
- S字フック
- パジャマ
- くし
- 小さいハサミ
- 爪切り
生活用品的にはこんなところですかね。洗濯物を部屋に干すために速乾性の下着や衣類を持って行き、洗濯ロープで部屋に干すつもりです。
爪切りは多くの宿で貸してくれるようですが、白癬菌に感染しそうなので自前で用意します。
かみそりも置いていない宿が多いようなので携帯用の電気シェーバーを持っていきます。
宿によっては浴衣などの用意がない場合に備えて、パジャマ兼部屋着兼コンビニに買い物に出ても大丈夫なパジャマを持って行きます。
だいたいこれで大丈夫とは思ってますが、足りないものは途中で購入するつもりです。
実際に何が必要で何が必要ではないかは人によって違うとは思いますが、結願後に全て検証します。
通し打ちするのにどのくらいの日数が必要になるかですが、およそ45日〜60日くらいのようです。
私は女房殿と一緒でもあるので、あまり無理せず、時にはオフ日を設けてゆっくりと進んで行くつもりで、一応60日を予定しています。
通し打ちに必要なお金
お遍路の通し打ちに必要なお金は一般的に1人1日1万円と言われています。
遍路宿の1泊2食付きの宿泊費用が平均7000円くらい(当然ですが豪華なホテルに泊まればもっとかかります)。
その他に納経代(その2で説明)、賽銭、飲食代などが必要になります。
結構な出費にはなりますが、一生に一度という思いと自分を見つめ直す一種の修行として、またコロナ禍の折、地方経済の活性化に少しでも寄与したいということから、出費には目を瞑って歩きたいと思います。
→ 歩き遍路日記を最初から読みたい人はこちら【歩き遍路1日目】
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↓【その2】では遍路として必要なものを紹介します。
↓靴の選択でお悩みの方へ。検証記事もあります。
↓結願後、結果的に何が必要で何が不要であったのか検証しました。
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