四国八十八ヶ所を歩く!

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賛否両論?オンライン遍路がスタート!手軽に遍路ができる時代へ

オンライン遍路サービスが登場!

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金剛福寺

先日オンライン遍路のサービスが始まるというニュースがありました。

 

結構驚いた人もいるのではないでしょうか?

 

お遍路は徒歩のみの時代から車、バス、タクシー、電車、自転車を使うようになり、今ではバスツアーが主流ですが、ついにここまできたかという感じがします。

 

オンライン遍路 | 四国八十八ケ所霊場 | 小豆島八十八ケ所霊場 | 四国別格二十霊場 |

 

  • 足腰が弱ってる、もしくは時間、費用に余裕がないけどお遍路やりたい
  • コロナが心配でなかなか行けない
  • 実際に歩いて遍路やるまでは興味ないけど、オンラインなら参加したい

といった層にはドンピシャのサービスですね。

一方で

  • 実際に行かないとご利益もクソもない
  • 何でもオンラインにすれば良いというものではない
  • 遍路の楽しさ、厳しさを味わえないと何の意味もない

など賛否両論あると思います。

 

一体オンライン遍路とはどんなものなんでしょう?

 

オンライン遍路のコース

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3つのコースが用意されるようです。

四国八十八ヶ所はこのブログを書いている時点では準備中となっていますが、他2つのコースは既に受付を開始しています。

例えば四国別格二十霊場の場合は、週1回で全8日間で結願です。1回9,800円、全8回で74,480円となっています。

小豆島八十八ヶ所霊場は同様に10回で結願。1回の料金は上記別格と同じで、全10回で93,100円となっています。

四国八十八ヶ所霊場コースは料金はまだ不明ですが、数十万円はかかるものと思われます。

全てのコースで公認先達が現地からZoomで中継し、普通のツアーと同様に札所の案内を行い、一緒に参拝します。

また納め札は先に送られてきて、氏名などを記入して送り返すとちゃんと納札入に入れてくれるようですし、全回参加特典として納経帳なども用意され、後で送られてくるようです。

Zoomを使って先達と札所で一緒に参拝し、一緒にお経を読むという遍路疑似体験ができてしまうわけです。

オンライン遍路の課題

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賛否両論色々な意見があるものとは思います。ただ私はどちらかと言うと賛成派です。

こういったオンライン何々というのは時代の流れもありますし、昨今のコロナ騒動でそれが加速している感があります。

また各札所や先達もお遍路さんの減少で収入的に厳しくなっているものと思います。

オンライン墓参りやオンライン初詣なんていうサービスも世の中にはあるのです。

オンラインお遍路があってもおかしくはないと思います。

ただしこういったサービスは需要があってこそ供給があるものです。需要がなければ淘汰されることになります。

需要があるのなら、それはそれで良いと思います。お遍路にすごく興味はあるけど、色々な事情でなかなか行くことができない。歩きどころかバスや車も無理というような人は潜在的に結構いるのではないかと思います。

そのような層がこのオンライン遍路の料金を見てどう思うか?「ちょっと高いな」と思うのか、「いやこれなら実際に行くよりかなり安い」と思うのかは個人の価値観の問題です。

私としてはお遍路というものがもっと世の中に広まって欲しいと思いますので、どのような形であれお遍路をしないよりは興味ある人にはしてもらうというのは良いことだと思います。

さて課題ですが、一つは上述のようにオンライン遍路をやってみたくて、しかもこの料金で納得できる層をどれだけ開拓できるかという点

次にZoomの使い方をどれだけ理解してもらうかという点です。

公式ページにも使い方のYouTubeなどで理解を求めてはいますが、ターゲット層は恐らく高齢者が中心でしょう。ITリテラシーは概して相当低いという想定をしなければなりません。

多くの人はオンライン会議システムなど使ったこともないでしょう。スムーズにできるのかどうか?そもそもZoomのアプリをダウンロードできるのかどうか?

トラブルが起きて参加できなかった人はどうすれば良いのか?料金はかかるのか?そこらへんがちょっと不透明です。

誰かのYouTubeを公式サイトに貼り付けるだけでなく、もっと手取り足取り詳しく解説したページを作成しておいたほうが良いと思います。

可能なら、ダメな人はオンラインでパソコン遠隔操作のサポート付きなどというサービスを別料金でも良いので付けたほうが良いと思います。

パソコン(またはタブレットなど)がオンライン状態で電話が可能ならば、そういうサポートをする業者などいくらでもあるはずなので、そういうところに委託しても良いでしょう。

このくらいのオンライン遍路の料金を払える人なら、有料でもそのくらいの安心を買う人はいると思います。

そうすれば主催者側もサポート業者もお遍路さんもwin-win-winです。

まとめ

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私は今、Zoomでオンライン台湾華語を学習しています。Zoomは仕事でも使っていたので使い方は問題ないですが、そういう人ばかりではないと思います。

会社でZoomが導入された時は、五十路の私よりずっと若い人でも使い方を私に教わる人もいました。

ましてや高齢者はかなり厳しいと思ったほうが良いです。手厚すぎるくらいのサポート体制が必要と思いますね。そのサポートの利用がないならないで良いのです。そのくらいの体制があるという安心感が必要かと思います。

オンライン遍路はあくまでも何らかの事情で実際にお遍路をできない人向けのサービスです。

可能な人はできれば歩き推奨ですが、それが無理ならバスでもマイカーでも区切り打ちで良いので現地に行った方が良いです。

現地に行くからこそ体感できることがたくさんあるはずです。

オンライン遍路で結願して、その後実際に行ってみるという人が少しでもいると一番良いですね。

ちなみに私はオンライン遍路をする気は今はありません。やるとしたらまた歩きでやります。でももっと高齢になって満足に歩けなくなったら、死ぬ前にもう一度遍路をしたいからという理由でオンライン遍路を申し込む日がくるかもしれません。

 

 

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四国八十八ヶ所遍路大使 NOBU

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