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弘法大師(空海)生誕1250年
弘法大師は宝亀5(西暦774)年6月15日、現在の善通寺がある場所で生まれました。
佐伯家の三男として生まれた弘法大師は幼名を真魚(まお)と言い、今の善通寺市で過ごしたとされています。
令和5(2023)年は弘法大師が生まれてから1250年にあたり、記念事業が開催されることが発表されています。
開催期間中には普段と違う特典があるのでこの期間にお遍路をすると良いことがあるでしょう。
いつお遍路に行くか迷っている人は是非この機会にチャレンジしてみることをおすすめします。
ネット上にはこの御生誕1250年の記念事業をまとめているところが見当たらないので、ここでは善通寺、四国八十八ヶ所霊場会、四国別格二十霊場会などで行われるそれぞれの記念事業をまとめたいと思います。
なお、新情報があれば随時加筆訂正していきます。
善通寺御影堂大法会
日程:令和5(2023)年4月25日(火)
全国18の真言宗総本山「十八本山」寺院や四国八十八ヶ所霊場寺院の僧侶が参加して行います。大法会に合わせて空海自筆とされる秘仏の肖像画「瞬目大師像(めひきだいしぞう)」を17年ぶりにご開帳します。
また、高松市の県立ミュージアムでも寺宝の展示を行う予定です。なお、ご開帳や寺宝の展示は6月15日(水)まで。
※真言宗十八本山とは真言宗主要16派の総大本山18寺院のこと。
善通寺交通安全祈祷殿建立
善通寺では弘法大師御生誕1250年の記念事業として三井住友海上火災保険の支援を得て交通安全祈祷殿を建立します。御本尊は交通安全地蔵尊。
(2021年12月13日BUISINESS KAGAWA)
善通寺授与品
弘法大師御誕生1250年を記念した授与品が善通寺で入手できます。
- 御誕生1250年記念手ぬぐい 2色(桃・紫) 500円
- 腕輪念珠 8種 1400円〜
詳細は下記のリンク参照。オンライン購入も可能です。
善通寺〜こころに響く空海の言葉 Voice Cine Walk
専用のイヤホンをしながら歩いていると、仁王像や空海から直接声をかけられているかのような体験ができるサウンドアトラクション。
善通寺境内がバーチャル空間になり、まるで映画のようなリアル体験ができ、空海の教えを学べる場に変わります。
※現在新型コロナ感染拡大防止のためサービスを一時中断しています。詳細や再開時期は下記のリンク先にお問い合わせください。
善通寺~こころに響く空海の言葉 公式サイト | ボイシネウォーク
四国八十八ヶ所霊場記念事業内容
日程:令和4(2022)年6月15日(水)〜令和6(2024)年12月31日(火)
生誕1250年の1年前からスタートして、約2年半に渡り下記の記念事業が開催されます。
88大師メッセージの押印
納経時に各札所の住職が選んだ弘法大師に関連する言葉が入った記念印を押印。これは88ヶ所全て違う内容です。
88記念カードの授与
納経すると弘法大師や四国八十八ヶ所霊場に関することが描かれた記念カードが授与されます。これも88ヶ所全て違う内容でカラーで印刷されています。
88記念カード保存帳の頒布
上記の88記念カードを綺麗に保存しておくための保存帳です。各札所で500円で頒布されます。
88記念カード結願セットの頒布
こちらは結願後、88記念カードを額装するためのセットです。A2サイズ。壁に掛けられるようになっています。3500円で各札所の納経所にて頒布されます。
大師納経
上述の御本尊納経とは別に書き置きのみですが大師納経があります。こちらも88大師メッセージが押印されます。
88枚揃ったら製本が可能です(3500円)。霊山寺、善通寺、大窪寺に申込書があります。製本が出来上がると記念バッジがもらえます。
上記四国八十八ヶ所霊場会の記念行事詳細はこちらをクリックしてください。
四国別格二十霊場霊木御影
四国別格二十霊場では弘法大師生誕1250年を記念して高野山の霊木である檜を使った御影が頒布されます。
専用台紙、専用額、お守り袋もあるので詳細は下記リンク先をご覧ください。
弘法大師空海御誕生1250年記念 3霊跡巡礼スタンプラリー
弘法大師ゆかりの地である香川県善通寺、京都府教王護国寺(東寺)、和歌山県金剛峯寺の3霊跡をめぐるともれなく記念品をいただけるスタンプラリーです。
弘法大師空海御誕生1250年記念3霊跡巡礼スタンプラリーを実施します!
記念品は特製日本手拭いです。デザインなど詳細は上記リンク先でご確認ください。お遍路中に善通寺のスタンプはいただけると思うので、善通寺で台紙をいただき、聞いてみると良いでしょう。
注意点はこの記念品は善通寺か金剛峯寺でしか入手できないことです。お遍路結願後に東寺に参拝し、その後に高野山に向かうと良いと思います。
徳島県立博物館「空海と弘法大師」展
弘法大師生誕1250年を記念して徳島県では企画展が開催されます。
2023年4月25日〜7月17日
愛媛県立美術館「国宝高野山金剛峯寺展」
弘法大師空海誕生1250年記念して愛媛県で企画展が開催されました(終了しています)。
2022年10月1日〜11月20日
四国阿波八供養菩薩霊場創設
徳島県では吉野川を挟んだ8つの寺院が集まり、八供養菩薩を勧請し、「抜苦与楽(苦しみを除いて安楽を与えること)」を願いとした日本で初めての八供養菩薩霊場である四国阿波八供養菩薩霊場が創設されます。
8つの菩薩様をお参りする霊場です。
弘法大師御誕生1250年大法会記念展
「お大師さまから、お大師さまへ」
2023年4月15日〜10月9日
高野山霊宝館【展覧館について:宗祖弘法大師1250年大法会記念展】
まとめ
上記は四国や高野山で行われる生誕1250年の記念事業です。全国の主要な真言宗の寺院でも何らかの記念事業が行われるのではないかと思います。
また、民間レベルでも記念のお酒が発売されたり、お遍路グッズが発売されたりもしています。
四国八十八ヶ所霊場や四国別格二十霊場では普段は手に入らない特別な頒布品なども用意されています。
「お遍路行きたいなあ、いつ行こうかな」と思っている人は絶対この時期に行くべきです!
お遍路は無理という人も善通寺の秘仏や寺宝は見る価値あると思います。
この節目の時期に行くことこそチャンスです。是非四国を楽しんでください。
【何かありましたらご連絡ください】
四国八十八ヶ所遍路大使 NOBU