そもそも四国に熊って生息しているの?

ある人から「遍路中に山の中で熊とか出ないの?」と聞かれました。
確かに四国の山の中を歩いているときに熊に遭遇したら、かなりピンチです。
結論から言うと、四国に熊は生息しています。ツキノワグマです。
以前、お遍路に関する疑問をまとめましたが、ここに別途、熊を含む四国の野生動物について記しておきます。
四国に生息する野生動物

四国は山岳地帯が多いこともあり、多様な野生動物が生息しています。
- 熊
- イノシシ
- 鹿
- 猿
- 狸
- 蛇
- ハクビシン
- アナグマ
- イタチ
- テン
- 野ウサギ
これら以外にももちろん多くの鳥類や昆虫、水生生物などもたくさんいますが、遭遇して驚くのは上記のような動物でしょう。
ちなみに私が通し歩き遍路をした時に遭遇したことがあるのは、蛇、猿、狸くらいです。回数で言うと蛇は10回以上、猿は5回くらい、狸は1回です。
私ではないですが、遍路中に出会ったお遍路さんからイノシシを見かけたという話も聞きました。
狸は逃げていくので特に人間に攻撃してくることはありません。少し気を付けるべきなのは猿です。猿はたいてい数匹(以上)で群れて姿を現すことが多かったです。
しかしこれらの野生の動物は警戒心も強く、人間を見るとたいてい逃げていきます。
私が一番注意していたのは蛇です。毒がないのならまだよいのですが、マムシも生息しており、出くわしたこともあります。
たいていは人間の気配を察知して逃げていきますが、山の中の遍路道に横たわっている場合や枯れ木や枯れ葉の下にいる場合があり、うっかり踏んでしまいそうになったこともありました。
もちろんこれらの動物は時期により、活動が活発になる場合と、そうでない場合があると思います。
私が歩いたのは春から初夏にかけてでした。
四国の熊はどこにいる?
生息地は徳島県と高知県の県境付近にある剣山周辺と言われています。数十匹生息していると言われています。
一般的な遍路道とは離れているため「遍路中に熊に遭遇することはない」とも言われ、またお遍路さんで熊に出会ったという話も聞いたことはありません。
しかし!実は焼山寺周辺では熊の目撃情報があるようです。熊の行動範囲を甘くみてはいけません。ツキノワグマの行動範囲は一般的に40~70㎢とも言われますが、中には100㎢以上を移動する個体もいるそうです。
とにかくかなりの広範囲を移動します。
そうなるとねぐらは剣山だとしても焼山寺あたりは余裕で行動範囲に入ってきます。
これを見ると、焼山寺周辺で2024年、2025年に熊が目撃されています。しかも参道で目撃されたケースもあるのです。
お遍路中に山の中で熊に遭遇する可能性はゼロではないのです。
しかも昨今、全国的に熊が市街地にも出没していることはニュースで見たことあると思います。エサの問題なのか、詳しくはわかりませんが、熊の行動範囲は広がりつつあるのです。
今まで目撃されたことのない場所で熊に遭遇する可能性も否定できません。
熊に出会ってしまったらどうすれば良いのか?
ツキノワグマは警戒心が強く、こちらから攻撃したりしない限り、逆に人間を見つけると逃げていきます。凶暴性は低いのです。
また、雑食性とは言え、普段は草木や木の実などを食べる草食主体の動物です。ヒグマと比べたら危険度は低いです。
しかし、万が一出会ってしまったら・・・と心配な人はどう対処したら良いのかを確認しておきましょう。
上記リンク先にどのくらいの距離で出会ったかによっての対処法が記載されています。
少なくても鈴くらいは金剛杖かカバンに付けておいたほうが良いかもしれません。音で人間がいることを知らせることができます。
熊撃退スプレーなどお遍路で用意していく人はほぼいないと思います。だからと言ってウィリー・ウィリアムスくらいの格闘家や武道家なら勝てるかもしれませんが、一般人が素手で勝てる相手ではありません。
武器は金剛杖。近くで出会ってしまったら、これで熊を牽制し、熊にここに人間がいることを気づかせ、自ら逃げてもらうのが一番。
最悪の場合は金剛杖で戦うしかありませんが、剣道の達人でもない限り難しいかもしれません。
と、不安がらせるようなことを書いてしまいましたが、四国で熊に襲われたという事例は探しても見つかりません。
年に数回目撃情報がある程度。ツキノワグマは攻撃的な性格ではありませんので、ほかの野生動物同様、人間が近くにいるのを察知したら、自ら逃げていきますので、安心してください。
お遍路中に熊に遭遇する可能性まとめ

熊に遭遇する可能性は極めて低いですが、ゼロではありません。
しかしもし熊を見つけることがあったとしても、かなり遠くから目撃する程度のはずです。
それよりもその他の動物に出会う可能性のほうが圧倒的に高いです。
多くの野生動物は人間を自ら避けていきます。しかし、もし万が一攻撃されることがあった場合の頼みの綱は金剛杖です。
金剛杖は立派な武器にもなります。「金剛杖を武器に使うなんてとんでもない罰当たり!」なんていう意見は聞きません。命より大切なものはないのです。きっとお大師様が守ってくれると思いますよ。
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