【歩き遍路34日目】雨の中、大洲市へ。ときわ旅館に宿泊。
2021年5月18日(火)
大洲市ときわ旅館に向かいます
今日はホテルの朝ごはんはなく、コンビニで買ったカップ麺とパンで済ませてさっさと出発します。7:00にはホテルを出ました。
国道56号線を歩きますが、朝から集団登校の小学生、自転車の中学生とすれ違います。子供たちはほぼ全員が元気に「おはようございます!」と私たちに声を掛けてくれます。
嬉しいですね。四国のこのやり方は素晴らしいと思います。学校でそういう教育をしているのでしょうか?
こちらも元気に挨拶することで、元気を貰います。朝は雨も降っておらず元気に歩き出します。
中川ミニ植物公園のベンチで小休憩。
誰かさんと誰かさんが麦畑。ここら辺は麦畑が多いですね。
競輪と競艇の場外売場。遍路は札所だけ打つべし。博打は打ってはいけません。ここも華麗にスルー。
ちなみに「札所を打つ」という言い方は、昔の巡拝者はお札を打ち付けていたことに由来するらしいです。
カラオケ屋です。
四国はカラオケ多いですね。カラオケ館やカラオケの鉄人のような店舗は見かけないのですが、カラオケ喫茶みたいな店は多いです。
写真の店は家をそのままカラオケ屋にしたのかな?
ホテルから9㎞ほどのところにある遍路小屋。
ここで休憩。遍路ノートにまた一筆書いておきます。この小屋の隣に簡易トイレがありますが、入れなくなっていました。
危険すぎるトンネル
遍路小屋からしばらく歩くと鳥坂トンネル。
入口には反射タスキが置いてありますので、必ず装着してください。何故ならここは非常に危険なトンネルだからです。
なぜ危険なのかというと、
- 歩道が狭い。
- 歩道と車道の境には白線があるだけ。
- 交通量が非常に多い。
- 1㎞以上の距離がある。
- 歩道に謎の砂が溜まっているところがある。
歩道と車道は段差もなくガードレールもなく、幅は1メートルあるかないか。しかもやたらと車が通る。
それもトラックが多くて、トラックが横を通過すると風圧がすごいです。本当に危険なので、反射タスキを肩に掛けて、右側を歩くためスマホのライトも点灯して歩きます。充分気を付けて歩いてください。
なお、タスキはトンネルの出口に返すところがありますので、必ず返しましょう。
怖いトンネルをやっとのことで抜けた先にある休憩所。晴れていればかなり気色が良さそうです。
札掛ポケットパーク。ここにはトイレも休憩所もあるので、休憩。
昨日の佛木寺で会ったおじさんと再会。おじさんは今日は内子町まで行くそうです。私たちはその手前の大洲市までの予定です。
先程の怖いトンネルを出たあと、少し雨がぱらついてきたのですが、ここにきて本格的に雨に。やむなくまたレインスーツを装備して再び歩き出します。
肱川も濁っています。後で聞いた話ですが、鵜飼をこれらの船から眺めることができるそうです。
福ちゃんラーメン本店
今日のランチは福ちゃんラーメン本店。これはうまい。シンプルイズベスト。
ご主人から大洲市のことを色々教えてもらいました。上の鵜飼の話や、しぐれというお菓子のこと、内子町のこと。ご主人ありがとうございました。
宿に入るには少し時間が早かったので、シャレードという喫茶店で少しのんびり。
ジュースは愛媛の日の丸みかん100%。美味しかったです。みかん王国愛媛。さすがです。ここを出る頃には雨は上がっていました。
何これ?と思ったらガソリンスタンド。何故こんな色に?
ときわ旅館に宿泊
今日の宿はときわ旅館。
ときわ旅館は新型コロナの影響もあるのか普段からそうなのかわかりませんが、現在素泊まりのみとなっています。
古くから遍路宿として知られている宿ですが、建物は古く、かなりガタがきています。設備も壊れてはいないけど、全体的に古いです。
古くさいのがイヤな人は避けた方が良いですが、リアルな昭和を感じたいのならありですね。Wi-Fiはありますが、遅いです。洗濯機は無料です。乾燥機は壊れていましたが、急速脱水機が使えます。
宿は玄関入ると中庭があり、かなり不思議な作りの建物です。宿のご主人はすごく親切な方です。
大洲市 旅館|ときわ旅館|ビジネス 観光 四国八十八ヶ所巡礼|格安(安い)|旅館概要
近くのスーパーで夕飯と明日の朝食を買いに行って、ついでにおやつも買いました。愛媛らしいおやつです。
夕飯はこんな感じ。適当に食べて明日に備えて寝ます。明日、明後日は30㎞は歩かなきゃならないので、頑張ります。
ちなみに近所には大型スーパーやダイソーもあります。お買い物をするにはなかなか良い宿です。
宿はうまくいけばポケスト2入ります。最低1つは入りますね。まずまずです。
明日以降はしばらく山の中なので期待できそうもないです。ここで少しでも補給していきます。
今日の弘法大師様からのプレゼントはミルタンク100%でした。
明日は次の札所までまだ遠いので、内子町寺村というところまで行きます。ときわ旅館から約30㎞離れています。頑張って歩きます。
何かありましたら遠慮なくご連絡ください。
34日目
本日の歩行距離 24.5㎞
累計歩行距離 830.2㎞
【歩き遍路33日目】第41番札所龍光寺〜第43番札所明石寺
2021年5月17日(月)
久しぶりの3カ所巡拝
宇和島駅前をウロウロしていた猫
東京に住んでいるとあまり実感がないのですが、駅周辺のシャッター街化というのはやはりあるのですね。
コロナ禍でそれに拍車がかかっている部分もあるだろうと思いますが、時代の流れもあり、車社会が浸透している現在では、私が歩いた感覚では主要駅から近い国道沿いが栄えている気がします。
四国を歩いている感想としては国道沿いでも周りに何もないような場所では廃墟となった飲食店が目立ちます。
駅前のシャッター街化を何とかするのは難しい問題だとは思いますが、何とかならないかなあと考えてしまいます。
私はお遍路とは言っても四国に来た観光客の一人でもあります。そんな私が思うのは、主要駅にはもう少し観光客向けの店があっても良いのにな、と思います。
地元の美味しいものをすぐに手に入れられる店。そんな店がないかと探してもなかなか見つからないのです。
例えば北海道に行くと駅には地元の美味しいものを集めた店がたいていあります。駅から離れたそれぞれの店まで行かなくても、その店に集められているのでお土産も買いやすいです。
四国には美味しいものがたくさんあります。それをもっと有効活用できないものかなあと思いました。
雨の中宇和島を出発
ホテルクレメント宇和島で豪華な朝食。昨日も食べたのにまた鯛めしです。うまいですね。朝からモリモリ食べて7:00に出発します。
今日は朝から雨です。気分は下降気味ですが、梅雨入りしたので仕方ないです。昨日買ったワークマンプラスのレインスーツを来てホテルを出ました。
龍光寺に向かって歩きます。とにかく雨がひどく、時折雷がピカピカ、ゴロゴロとなる状態。最悪の状態の中、7㎞ほど歩くと遍路小屋があったので小休憩。そして遍路ノートに一筆。
道路が交錯して分かりにくそうだから、注意しようと思っていた場所に表示がありました。間違いないことを確認して進みます。
龍光寺へ
入口に来ると鳥居がありました。お寺なのになぜ鳥居?階段の先にも赤い鳥居が見えます。
豊川稲荷系のお寺では鳥居があるのは当たり前ですが、龍光寺は真言宗のお寺です。
第41番札所龍光寺到着しました。鳥居があった意味はわかりました。お寺を通り越した先に神社があるようです。
言い方を変えれば参道は一本で奥に神社があり、その途中にお寺があるイメージ。神仏習合の時代がそのまま残っているのかもしれません。
続いて仏木寺
次の札所である第42番札所佛木寺は龍光寺から3㎞ほどしか離れていないため、すぐに到着します。
ここではみかんをお接待いただきました。ありがとうございました。
これ、味が濃い感じで甘くてすごく美味しかったです。
奥に見えるのは茅葺き屋根の鐘楼です。一時的に少し弱くなっていた雨がこの頃から再び勢いを増してきます。
明石寺へのルート
佛木寺の前には休憩所があります。ここで同じく徒歩遍路のおじさんと雑談。話題はここから先どうやって明石寺まで行くかです。ルートは3つ。
- 遍路道
- 県道31号線
- 県道279号線
遍路道はジグザグ道の県道31号線を貫くようにある道ですが、ネットで検索するとどうやら通行止になっているところがあるそうです。
ここには歯長峠という400メートルを超える峠があり、この峠を越えるルートが上記の2つです。県道279号線はこの歯長峠を迂回するルートで、距離はやや長くなってしまいます。
ネットで歯長峠を検索すると、通行止めとか解除とか通れるとか通れないとか色んな情報が流れており、私も戸惑いました。
一体何がどうなっているのか?ここでまとめておきます。
遍路道
遍路道は2018年の豪雨で歯長峠を超える部分に土砂崩れがあり、現在も復旧していないため通行止めとなっているが、自己責任で通行することは可能。
ただし危険な箇所もある。その他の部分も通行が難しい場所があり、行けなくはないが自信のない人は見送った方が無難。
特に雨天時は危険度が増します。一般には少なくても歯長峠を超えるところだけは県道31号線を進むほうが良さそうです。
県道31号線
こちらも遍路道と同じく豪雨の土砂崩れで一時期通行止めでしたが、現在は復旧していますので歩行者は通行できます。
ただし、歯長峠トンネルの工事はまだ続いているので車は時間帯により通行止めの時間があります。
歯長峠のトンネル入口です。中は電気が薄暗くなかなか怖い雰囲気がありますね。夜は通りたくありません。
私が通ったこの日はトンネルの出口付近で工事をしていました。
トンネルを抜けるとすぐに休憩所があります。ここで休んでいると、雨の状況が更に悪化。
写真では伝わらないと思いますが豪雨です。四国に来て一番の土砂降りレベル。でも歩かなければなりません。
県道31号線の土砂崩れを補修した部分ですが、かなり危険な感じがします。
柵が傾いており、隙間から水が漏れています。今にも柵が壊れて再び土砂崩れが起きそうで怖かったです。
やっとのことで峠を下ると休憩所がありました。この頃にやっと雨が小雨に。しばらくするとほぼ止みました。
豪雨のせいで肱川は濁流に。県道31号線は肱川を超えると県道29号線に合流。ここを左に曲がります。
マスクをした道中見守大師がある休憩所。ここで最後の休憩。
雨は多少ぱらつくくらいでもうほぼ大丈夫っぽいです。
ワークマンプラスで買ったレインスーツの実力ですが、これはなかなか良いです。
今日の雨は酷かったのでポケットや縫い目から浸水していますが、ポンチョよりはかなり優秀。足首をカバーするデザインのズボンなので靴の中も思ったほど浸水しませんでした。リュックも全く大丈夫。これなら少々の雨なら全く問題ないかもしれません。やや蒸れて暑いのは仕方ないですね。
明石寺に到着
今日の最後の目標であった明石寺に到着。
正式にはめいせきじと読みますが、地元ではあげいしでらと呼ぶそうです。風格のある本堂でした。
遅くなって15時を過ぎたけど今日の昼飯は宿の近くにあったジョイフル。
女房殿がジョイフルに行ったことないと言うので寄りました。ちなみに夕飯もジョイフルで持ち帰り弁当を買って宿で食べました。
昨日の豪勢な食事とは格段に違いますが、これが普通です。
周辺はそれなりに色んな店舗がある小さな街のビジネスホテルですが、それにしては値段がやや高いです。
先日泊まった宿毛のビジネスホテルの倍します。洗濯機乾燥機はなく、預けてやってもらえますが、700円と高額。
Wi-Fiはあるものの遅過ぎて、しかも切れやすく使い物にならない。部屋は問題なく、広くて綺麗で使いやすいですが、全体的にはイマイチかな。
周辺の他の民宿が予約取れなかったので仕方ないです。なお、ポケスト2入るのはありがたいです。
本日の弘法大師様からのプレゼントはこちら。女房殿との交換で手に入れたシュシュプ100%は感謝です。相棒にしました。
次の札所である大寶寺まで70㎞もあるので、また刻んで行きます。明日は大洲市に泊まります。
33日目
本日の歩行距離 31.7㎞
累計歩行距離 805.7㎞
何かありましたら遠慮なくご連絡ください。
【歩き遍路32日目】宇和島名物を食べ歩き。チャンポン、鯛めし、さつまめし。
2021年5月16日(日)
宇和島散策の日
宇和島の和日輔で鯛めし
四国の番犬
四国に来てすごいなと思ったことは番犬が機能していることです。
道を歩いているとかなり遠いところから吠えられます。「知らない奴がきたぞ!!」という感じです。最初はたまたまかと思いましたが、いつも吠えられます。
番犬が充分機能している証ですね。東京にいると犬に吠えられることはあまりありません。東京で番犬はあまり機能していないのかもしれません。
私は普通はむしろ犬に好かれるタイプなのか、散歩中だったりすると、私の方に寄ってくることが多いです。四国に来てそれは全くなく、いつもワンワン言われて困っています。
私は犬派?猫派?と聞かれると猫派なのですが、犬も含めて動物全般だいたい好きです。四国に来てよく遭遇する蛇も毒がないなら、触ってみたいです。
まあとにかく歩き遍路をしている人はきっと犬に吠えられますので、覚悟していてください。犬はあり得ないくらい遠くから人が来ることを察知します。
大畑旅館の朝食です。6:30に食べて7:00に出発しましたが、食事の前に獅子文六が泊まっていた部屋を見せてもらいました。
2階4室を全て借りていたそうですが、居住していた部屋はこの部屋。
獅子文六が逗留していた部屋
直筆の書が残っていました。獅子文六はここに2年間逗留し、この地を舞台にした小説「てんやわんや」を執筆したと言います。
折角そのような宿に泊まったので、ご主人にお願いして部屋を見せてもらいました。ありがとうございました。
大畑旅館を後にして、今日も国道56号線を歩きます。
5㎞ほど歩くと島原蒲鉾のお店がありました。宇和島は蒲鉾も有名みたいで、他にも何店舗か蒲鉾の店を見かけました。
島原蒲鉾にはトイレがあり、自由に使って良いそうです。ありがとうございました。お遍路に優しいです。
宇和島市街地へ
今日のコースは普段の半分くらいの距離なので、やがて宇和島市街地が近付いてきました。
国道沿いの街並みはチェーン店などが立ち並びなかなか栄えています。宇和島には闘牛場もあるのですね。知りませんでした。
繁華街に出たようですが、立派なアーケードのある商店街も人の姿はまばらです。
シャッターを下ろしている店舗も多く、コロナの影響で更に寂しくなっている感があります。
麺処菊屋
今日のランチは菊屋さん。
宇和島に行く予定ということを先日泊まった山代屋旅館のご主人に言ったら、宇和島はチャンポンが有名なので、是非食べて欲しい、菊屋さんがおすすめと教えてくれました。
菊屋さんは明治10年から続く老舗。麺類の専門店で、チャンポン、ラーメン、うどん、そばのメニューが充実しています。
チャンポン(小)。具が多すぎなくらい多いです。スープは長崎チャンポンとは全く違って、あっさりとした魚介のスープです。インパクトはあまりないけど、飽きずに毎日でも食べられそうな味でした。
なお、地元民で激混みです。私は開店20分前に並んで1番でしたが、帰る頃には行列でした。ごちそうさまでした。
今日は昨日の雨の影響で湿度が高いのと、気温も29度となり暑くて、少々疲れたので休息日です。
菊屋の前にあるジュテームという甘味処で甘いものを食べてしまいました。おかけでゆっくり休めました。
JRホテルクレメント宇和島
今日の宿はJRホテルクレメント宇和島。宇和島駅の真上にあるホテルです。
まだお昼過ぎなのでチェックインは無理だろうと思いましたがOKとのこと。ありがたい。
更にお遍路さんのみにお接待として四国遍路甘酒を配っているとのことでありがたくいただきました。
なお、駅上のホテルなので部屋から電車の発着を見ることができます。私は鉄オタではないですが、なかなか楽しいです。
和霊神社を参拝
ホテルで少し休憩した後、近所を散策。和霊神社。
一ノ鳥居をすぎた後、参道に川がありそこに丸橋が掛かっている。更に拝殿も非常に趣があり、境内も綺麗で素晴らしい神社ですね。ここで早く梅雨明けするよう祈願いたしました。
和日輔で鯛めしを食べる
今日は宇和島に来たので昼はチャンポンを食べて、夜は鯛めしを食べようと思っていました。
ツイッターで地元のフォロワーさんから教えていただいた富屋は何度電話しても出ないので諦めて、ほづみ亭は日曜定休なので諦めて、和日輔(わびすけ)に行くことに。
頼んだのは鯛めしとさつまめしのセット。食べ方を教わって食べました。おお!これはうまい!激ウマです!鯛めしもさつまめしも文句なしのうまさです。宇和島に来て良かったです(感涙)。
旬膳・郷土膳 和日輔(わびすけ) |愛媛県宇和島市の極上郷土料理屋・和日輔(わびすけ)
今日はグルメ三昧でした。
更に宇和島名物と言う大番というお菓子を買ってきました。柔らかいスポンジのようなパンに柚子風味のあんこが挟んであるというお菓子。これも美味しかったです。
しかし今日は一つ残念なことがありました。この先の宿を予約するにあたり、ある宿に電話したところ、「東京の人はお断りします」と言われてしまったことです。
昨日今日四国に来たわけではなく、既に1ヶ月以上前に四国入りしていることを説明しても東京の人はダメの一点張り。仕方ないので他の宿にしました。
休業中とか食事は出せないとかは仕方ないと思うけど、こういった科学的根拠のない差別があるとは。コロナ禍なので仕方ないのかもしれませんが、ちょっと残念でした。
宇和島駅のJRホテルクレメント宇和島とその前の通り。南国っぽいですね。東京では見ない風景です。
駅前なので期待してましたが、ジム2、ポケスト2入ります。これでかなりアイテムが回復しそうです。
今後また山に行くことになるので、その分をここで貯めておきたいと思います。
弘法大師様からは今日はプレゼントはありませんでした。今日は札所に行ってないので仕方ないとして、明日に期待します。
明日は41番札所龍光寺、42番札所佛木寺、43番札所明石寺に巡拝予定ですが、明石寺は時間と疲労度合い、雨の様子を考えて翌日にするかもしれません。
明日は雨なので今から憂鬱です。ただ、実は今日宇和島に来る途中にあったワークマンプラスでリュックを背負ったままでも大丈夫なレインコートを買いました。これの実力を明日確認したいと思います。
32日目
本日の歩行距離 19.0㎞
累計歩行距離 774.0㎞
何かありましたらご連絡下さい
【歩き遍路31日目】宇和島方面に向けて国道を歩き、大畑旅館に宿泊
2021年5月15日(土)
大畑旅館に向けて歩きます
観自在寺本堂
歩き遍路も1ヶ月経過しました。
ここまで巡拝したお寺、そして泊まった遍路宿。思い出すと色々なところに行き、苦労も多かったですが、率直に言うと「もう1ヶ月も経ってしまったのか」という思いが強いです。早いですね。早すぎです。
札所の数で言うとまだ半分に達していないですが、2県終了したことや歩行距離から考えると全行程の半分ほどは終わった感じがします。
この調子で行くとここから更に約1ヶ月。トータルで2ヶ月近くかかりそうです。
目標としてはコミュニティデーがある6月6日までに東京に戻りたいと思ってましたが、ちょっと無理そうですね。
次のコミュニティデーは香川県内のどこかでやる感じになりそうです。
山代屋旅館の朝食です。ジュースは愛南ゴールドという品種の搾りたてジュース。うまいですね、さすがみかんの国愛媛。
紅マドンナという品種もうまいという話をツイッターで聞きました。どこかで食べられると良いのですが、どうなるでしょうか。
今日は国道56号線を歩きます。観自在寺から5㎞ほど歩くと小屋があったので小休憩。でもここ実はバス停でした。
国道はだいたいこんな風景で山の中。たまに小さな集落がある感じです。
海が見えると落ち着くのはなぜ?
室手海岸が見えてきました。山の中から突然海が見えると何だか嬉しいです。
また雨も降っておらず、海を見ながら快適に歩けますね。
内海展望所。ここにも休憩所があります。このルートは適度な間隔で休憩できる場所があります。
やはり愛媛の歩道事情は素晴らしい。
トンネルもこのように2ヶ所ほど歩行者専用トンネルが用意されていました。これなら安全にトンネルを歩くことができます。
またしてもアーボックに遭遇。もう何度目かわからない。さてどこにいるでしょう?頭の方は草むらに隠れてますが、半分くらいは写ってます。
何故かドラえもんがいました。
愛媛の海も綺麗ですね。
この辺りは水上生活なんですかね?こんな感じのイカダ?の上に家があるヤツがたくさんありました。
史上最速の梅雨入り
11時過ぎから予報通りの雨。しかもいきなり本降り。嵐坂ポケットパーク風園で休憩。ここにはトイレも東屋もあるので、休憩には最適です。
そして、本日四国は梅雨入りしたそうです。史上最速の梅雨入りだとか。
これは四国の皆様に謝らなければならないでしょう。私は雨男で、私が四国に来たばかりにこんな過去に例のない早さで梅雨入りしてしまったことは間違いなく事実です。本当に申し訳ございません。
そして、私もこれからまだ半分お遍路が残っており、今後更に雨との戦いが待っているかと思うと憂鬱です。
今日の宿の前に流れる岩松川。宇和島市津島町岩松という場所まで来ました。
駄菓子屋がありましたが、残念ながら営業していないようでした。
ところで私は駄菓子屋が大好きです。昭和世代の私はガキの頃には近所に数件駄菓子屋がありました。楽しかったですね。今私が住んでいる場所も東京の下町で、まだ駄菓子屋が残っており、たまに行きます。行くと大人買いするので、子供たちは羨望の眼差しです。
大畑旅館に宿泊
今日の宿は大畑旅館。
今まで色んな遍路宿に泊まりましたが初めて泊まっている宿がポケストになっていました。
何やら由緒ある旅館で、料亭も併設されています。獅子文六がここで逗留し小説を書いたそうです。ちなみに獅子文六のお墓は私の地元東京の谷中霊園にあります。妙な縁です。
部屋は広い和室。でも何故かユニットバスが付いていて、トイレもあります。別に大きめの風呂もあります。
残念ながらWi-Fiはありませんが、洗濯機は無料でした。部屋は大変居心地の良い1階の大きい部屋です。
これが大畑旅館ポケスト。
ポケスト3つは昨日に続きありがたい場所です。
今日はチルットでかなりモンボが減ってしまったので、また補給します。みなさん捕獲していると思うので載せませんがチルットの色違いは14匹でした。
これが弘法大師様からの本日のプレゼントでした。
大畑旅館の夕飯です。また鯛が出ました。愛媛は鯛料理が多いようです。大変美味しかったです。量も質も大満足。
明日は距離的には余裕で次の札所である龍光寺まで行けるのですが、龍光寺付近の宿が確保できず、更に先まで行くと相当な距離になってしまうことから断念。
明日は短い距離にして宇和島市街地に宿泊。大きな町なので買い物をしたり、散策したいと思います。宇和島城がコロナの影響で臨時休業なのは残念です。
何かありましたらご連絡ください。
31日目
本日の歩行距離 29.2㎞
累計歩行距離 755.0㎞
【歩き遍路30日目】愛媛県に突入!第40番札所観自在寺巡拝。山代屋旅館に宿泊。
2021年5月14日(金)
愛媛県に突入!観自在寺へ
以前にも何度かブログに書いていますが、歩き遍路をしている人の中にも色々な人がいます。1日に進む距離も当然人によって違います。
とにかく少しでも距離を稼いで1日でも早く終わらせることを目標にして、周りの状況には目もくれずに、札所から札所へと歩いている人もいれば、のんびりと歩いて観光をしたり、食べ歩きをしたりしながらゆっくりとマイペースで進む人もいます。
私たちはどちらかと言うと後者で、わざわざルートからかなり離れた場所に観光や食事に行くことこそないものの、時間があればルート付近にある観光名所には寄るし、名物は食べます。
更にルート付近にあるジムにも寄ったりします(笑)。
遍路宿の主人に聞くと急いで進む前者のような人はその内もう一度遍路をする人が多いと言います。
急げば急ぐほど失敗も多くなり、「あの時ああすれば良かった」という反省が増え、また「何故あの名所に寄らなかったんだろう、名物を食べなかったんだろう」とも思うそうで、結局もう一度(人にはよっては更に何度も)お遍路をする人がいるそうです。
私たちは一生に一度の思いで巡拝しています。歩き遍路は辛いことも多いけど、どうせなら四国を楽しみ、満喫したいと思っています。
いつかもう一度というのは現時点では考えていません。だからこそ一期一会で出会う人達との時間を大切にしたいですし、悔いの無いというのは難しいですが、できる限り四国を理解して、四国の魅力を感じたいと思っています。
そして、お遍路の辛さ楽しさとともに私が感じた四国の魅力もこのブログで発信していこうと思います。
さらば高知県
朝食はホテルでも用意(有料)があったのですが、ホテル近くのドラッグストアコスモスで、色々食料を買ってきていたため、パンやカップ麺などで適当に朝食を済ませて7:00過ぎに出発です。
宿毛から観自在寺へのルートは遍路道コースと国道コースがあります。
途中で交差するので途中から変更することもできます。遍路道コースは途中で山道もあり、私たちは国道ルートで行くことにしました。
ホテルアバン宿毛から7㎞ほど歩くと高知県とお別れして、愛媛県に入りました。
愛媛県に入って感じたことは歩道がすごく整備されていることです。
国道ではありますが、国道も一部は各都道府県で維持管理していると聞きます。この辺りはそうなのかもしれません。
やっと休憩所がありました。
私たちが来た時におじさんが掃除していました。このおじさんはベンツでわざわざ来ており、私たちに挨拶した後再びベンツに乗り颯爽と走り去りました。カッコいい。何者かわかりませんがただものではない雰囲気のおじさんでした。
やはり歩道の掃除、整備をしていました。お疲れ様です。ありがとうございます。
工事現場のトイレ助かります
休憩所はあったけど、トイレはないなあと思っていたらありました。工事現場のトイレ。お遍路さんの絵入りでご自由にお使いください、とある。
お言葉に甘えて使わせてもらいました。株式会社羽田建設様、ありがとうございます。
宿毛市街地から約11㎞、一本松地区に入るとあるフレッシュ一本松。地元産品を中心としたスーパーです。
ここで食料などを買うことができます。トイレも休憩所もありますので休めますね。
私はフレッシュ一本松で紫芋アイスを買ってしまいました。これだから痩せないのです。でも食べたかったのです。美味しかったです。ごちそうさま。
やはり愛媛県はやることが違う。歩道と車道の境目をテープみたいなもので塞いでいる。これは雑草を防ぐためでしょう。
見ていると確かにこれが貼ってあるところは雑草が生えていない。雑草ってこういう隙間から生えるので効果は高いでしょう。
四国は蛇が多い?
またしてもアーボックに遭遇。これで徳島、高知、愛媛と3県でアーボックに遭遇した。遭遇率高すぎ?と言われますが、やたらと遭遇するのです。
私のイメージは四国は蛇が多いというイメージになってしまいました。毒蛇かどうかわかりませんが、とにかく気を付けます。
少し疲れて道路横で休んでいると、車が止まりおじさん登場。
いきなりこの写真を渡されました。愛媛県沖30㎞の地点で試運転中の戦艦大和の写真だそうです。最近発見された写真で、この写真を世に広めたく、色んな人に手渡している、と。
おじさんは大和と何かの関係があるのかわかりませんが、これを広めることが私の使命であるとニコニコしながらお話しして車で走り去りました。
色々と変わった人もいるようですが、折角なのでその写真を載せておきます。
たこ焼き屋後藤
宿毛市街地から19㎞ほどのところにあった後藤というたこ焼き屋。
四国は結構たこ焼き屋が多い印象。国道沿いなどにもポツポツ点在している。やはり関西からの影響が強いのかな。
後藤さんは古くからやっているっぽい店で地元の人も来ていました。焼きそばは魚粉入り。東京はソースの味しかしないので、結構新鮮な味で美味しいです。
たこ焼きも美味しくて量も多くて安い。ごちそうさまでした。
フジ南宇和店というスーパーがあったので入ってみました。
目的はこれ。愛媛に来たらポンジュース飲まなきゃと思っていました。ポンジュース久しぶりに飲みました。うまいね。
観自在寺に到着
スーパーから先は商店街になっていて、程なく観自在寺の入口が見えてきました。
第40番札所観自在寺巡拝しました。愛媛県に来て初めての札所です。お寺の中は静かですが商店街に面しているので周辺は割と賑やかです。
今日の遍路宿は観自在寺近くの山代屋旅館さんです。
100年以上の歴史がある古い旅館で、今の建物も恐らく数十年前に建てられたものと思います。畳も古く、床は軋み、壁の剥がれなどもあり、設備も古いですが、部屋は清潔です。
ただやはり古い造りの建物だからか各所で天井が低く、身長180センチの私は気を付けないと頭をぶつける場所がかなりあります。
Wi-Fiはあり、洗濯機は無料です。ポケストは3つ入るのでトレーナーにはオススメですね。アイテムがかなり補充できそうです。明日コミュニティデーということを今日知ったのでボールを集めます。
今日は弘法大師様からのプレゼントはありませんでした。明日のコミュニティデーに期待です。
山代屋さんの夕飯です。豪華な上に量もあってうまい。満腹です。いつも満腹になってしまうので痩せないのでしょうね。
でも残さず食べることこそ感謝と思ってます。
明日は次の札所である第41番札所龍光寺を目指して歩きますが、ここから48㎞と遠いので明日は無理。宇和島市津島という町まで行きます。
30日目
本日の歩行距離 23.1㎞
累計歩行距離 725.8㎞
何かありましたら遠慮なくご連絡ください。
【歩き遍路29日目】第39番札所延光寺〜宿毛市に向かいます
2021年5月13日(木)
高知県最後の札所延光寺へ
農家民宿くろうさぎの山羊とご主人
さて、遂に高知県ともお別れの時が来ました。明日には愛媛県に入ります。
高知県の印象は
- 高知県の人は冷たいという噂を聞いていましたが、そんなことはない!優しさに触れる毎日でした。
- 海と川が凄く綺麗。
- 鍋焼きラーメン最高!
- 宿ではほぼ毎日鰹のたたきが出る。
- 札所間の距離が遠すぎる。
- 妙にたこ焼き屋が多い。
こんな感じです。
徳島県も楽しかったですが、高知県は広くて横に長いこともあり、とにかく札所間の距離が長く、遅々として進まない感覚にとらわれてしまいます。これが修行の道場と言われる由縁かもしれません。
一方明日初めて行く愛媛県のイメージはみかん。とにかく柑橘類ですね、伊予柑とか。次に瀬戸内海、今治タオル、鯛めしでしょうか。
お遍路的には島四国が多いことも特筆すべきかもしれません。島四国とは地四国の一つで、島の中で四国八十八ヶ所を模して巡拝ができるものです。詳しくは下記。他に何があるのか今日から楽しみです。
【地四国】全国の八十八ヶ所霊場一覧 - 四国八十八ヶ所を歩く!
農家民宿くろうさぎの朝食です。卵は飼っている鶏が産んだ卵で新鮮です。6:30に食べて、7:15に出発です。
くろうさぎさんには大変お世話になり、おかげで快適な1日を過ごせました。本当に感謝です。思い出に残る良い宿でした。三原村コースを通るお遍路さんにはおすすめです。
霧雨が降り続く中、少し歩くと三原天満宮(島の宮)。
ここにトイレと休憩所があります。三原村で宿泊せずスルーする人はここで休めますね。
三原村は人口1400人ほどの小さな村です。ドブロク祭りが開かれることでも有名で、その時は1万人以上の人が訪れるそうです。普段はのどかな雰囲気の山村です。
県道21号線(土佐清水宿毛線)をしばらく歩いてそろそろや休みたい頃に現れる休憩所。しかしここは傾いており危険な感じなのでスルー。
ここだけに限った話ではないけど、車社会なので歩行者が少ないためか歩道があるのはありがたいけど、歩道に雑草や苔が生えているところが多いです。
特に雨天時には苔に注意!驚くほど滑りやすくなります。
三原村から宿毛市へ
三原村を離れて宿毛市に入ります。宿毛はすくもと読みます。やどげ、しゅくもう、とかではありません。
宿毛市との境にある三原村いこいの森、梅の木公園。川の流れる静かな公園。橋の上から眺めたけど、気持ちよさそうな場所でした。
公園の先には中筋川ダム。別名を蛍湖と言い、ホタルがたくさんいるらしいです。夜ここに来ればきっと見ることができるのでしょう。
その先には中筋川ダム展望台。ここにはトイレもあり、ゆっくりと休憩できます。展望台から眺めるとダムを良く見ることができます。
町に近づくと、塀の上で私たちを案内するように付いてくる猫と会いました。ニャースですね。触っても逃げない。飼い猫かな。
猫に案内されるように進むと、その先の民家のご婦人がお菓子をお接待してくれました。ありがたく頂戴しました。
甘いものを食べたい気分だったので、すぐ食べてしまいました。ありがとうございました。
国道56号線に出てしばらく歩くと延光寺への入口がありました。
延光寺巡拝
第39番札所延光寺を巡拝。今日は時間的余裕もあり、お接待いただいたご婦人のためにも般若心経を唱えました。
宿毛市街地へ向かいます。途中にあった中華料理蘭で食事。食べ過ぎ満腹。
チャーハンは激うまの部類でした。それ以外は普通。ごちそうさまでした。満腹になり再び歩き始めます。
松田川を超えると間も無く宿毛市街地です。
松田川を超えたところに遍路小屋がありました。ここで最後の休憩。遍路ノートにまた私が来たことを書き残しておきました。
誰かの荷物が置きっぱなしでした。どこかに買い出しにでも行ったのかな。それとも歴史館でも見学に行ったのか。
ハタダというお菓子屋さんを発見してしまい、つい購入。夜のおやつに。
普通にうまい。でもこれが太る原因。お遍路やっていて太る人なんて普通いないと思う。
ちなみに私は4㎏太った。ヤバいと思ってます。愛媛に入ったらダイエットする予定です。
今日の宿はホテルアバン宿毛。
どうってことないビジネスホテルだと思ってたけど、なかなか良い。
Wi-Fi完備は当たり前。洗濯機、乾燥機無料。ウェルカムドリンク、カップ麺プレゼント、初めての人向けプレゼント、部屋にあるシャンプー、リンス以外にも何種類も用意があるらしくて選べる、といった具合でおもてなし意識が強い。
部屋も割と広い上に設備やアメニティも充分すぎるほど用意がある。
夕飯は敷地内にあるかつ村というトンカツ屋。ホテル宿泊者は10%引き。宿泊料金も安く、かなり良いホテルでした。
【公式】ホテル アバン宿毛│四万十周辺のビジネスホテル 特別割引実施中!
ポケスト1かろうじて入ります。ソースは結構多いかな。なかなか時間なくて、もしくはジム自体がほとんどなくてレイドできませんでしたが、今日は招待を含めてたくさんレイドできました。ありがとうございます。
四国に来てからは無料パスもほとんど使うことなく無駄にしてしまっていますが、時間的に余裕のあるときはまたやりたいと思います。
タツベイ色違い、、、、もう何も言うまい。それより女房殿との交換で手に入れたカメテテ100%は嬉しい。これも弘法大師様のおかげです。愛媛県でもよろしくお願いします!
明日の予定は高知県から愛媛県に入り、第40番札所観自在寺に巡拝予定です。
29日目
本日の歩行距離 27.3㎞
累計歩行距離 702.7㎞
何かありましたら遠慮なくご連絡ください。
【歩き遍路28日目】三原村の農家民宿くろうさぎを目指して雨の中歩きます
2021年5月12日(水)
三原村農家民宿くろうさぎへ向かいます
雨なので民宿いさりびからの朝日は見えません。残念。
昨日、ツイッターでNOBUさんのブログを参考にしてお遍路しています、という方からフォローされました。これは嬉しいですね。
私のこのブログは、
- 自分のお遍路の記録用
- どこかの誰かのお遍路の参考に
- ポケモンGOトレーナーにも楽しめるように
といった目的のために書いています。今後も歩いてお遍路する人はたくさんいると思います。
しかし以前にも書きましたが歩き遍路は全体の3%しかおらず、その少ない人数の人たちの更に一部の人がネット上に情報を残していますが、時間の経過とともに情報の精度も落ちてしまいます。
2021年現時点での情報の発信は、きっと誰かの役に立つ、そう思っています。今後も誰かの参考になれば本当に嬉しいですし、何か質問などあればいつでもご連絡ください。
民宿いさりびで6:30に朝食。相変わらず魚が激うまです。美味しい魚を食べたい人はこの宿、誇張なしにおすすめですね。
今日は予報通り朝から雨。やる気なくしますが、明日以降の宿も決めてあるため歩くしかありません。
7:00に出発です。かなりの雨予報でスマホを出すのも大変なので、今日は写真少なめです。すみません。
同宿のお遍路さん
民宿いさりびは私たちの他にお遍路のおじさん2人、他数人のサーファーが別棟で宿泊していました。
おじさんAは通し打ち。おじさんBは区切り打ち。
おじさんBは安藤さんという映画のプロデューサーの方で、ボクは坊さん。という映画のプロデュースをしたことがきっかけで四国八十八ヶ所をやろうと思ったそうです。
この映画は第57番札所栄福寺の実話を元にしたお話。私はまだ観てませんが、東京に戻ったら観たいと思います。
お遍路さんは是非チェックしてみてください。
38番金剛福寺から39番延光寺に行くにはたくさんのルートがあります。
私たちの場合は土佐清水市街地を抜けてから下ノ加江川まで打ち戻り、そこから県道21号線(土佐清水宿毛線)を三原村に向かって歩くルートを選択しました。
先ほどの映画プロデューサー安藤さんは足摺岬の反対側を周り大月町、宿毛市を経由して向かうルートで行くと仰っていました。
四万十市まで戻るルートもあり、どれが良いのかわかりませんが、私たちは一番距離が短いルートを選びました。
歩き始めてしばらくは雨は小雨でしたが、海はやや波が高そうです。
雨が降ると道路によくクラブが出現します。踏まないように注意して歩きます。
そう言えば今日はまたヒコザルに会いました。道路を横断してあっという間に消えたのでまた撮影できませんでした。
下ノ加江川と並行、たまに交差しながら進む道で何度も橋を渡ります。
あ、そうそう、ひょっとしたら書いてなかったかもしれませんが、橋の上では金剛杖で橋を突いてはいけません。理由はかつて弘法大師が橋の下で雨を凌ぎ休んでいたため、起こさないようにとのこと。
しばらくはこんな道。道路の上を木が覆っていると傘になって風雨が多少弱まります。
お地蔵様に手を合わせ、道中の無事を祈ります。
綺麗ですが、雨で景色を眺める余裕があまりありません。
やっと遍路小屋に到着。ここで少し休憩していると雨が一段と強くなり、風も強くなってきました。最悪です。
靴の中までびしょ濡れになり、トボトボ歩いていると、崖に扉が。何これ?
もう少し歩くと今度は入口があった。中に何が入っているのかはわかりません。謎でした。
(追記)中で生姜などを保管しているそうです。
農家民宿くろうさぎ
三原村にある農家民宿くろうさぎ。本日の宿に到着です。
実は今日は雨予報のため距離を短くしていました。雨が降らなければどこか寄り道してゆっくり行こうと思っていましたが、予報通りの天候で、しかも午後になると更に風雨が強くなる予報。
そのため昨日くろうさぎに電話して、早い時間に到着しても大丈夫か確認していました。着いたのはまだお昼前でしたが、快く迎えてくれました。
雨で濡れている靴を乾かす新聞紙も用意していただき、更にお昼ご飯の弁当を近くの店まで車で行って買ってきてもらうというありがたさ。
お腹が減っていたので、本当に助かりました。昼ご飯を用意していない私たちが悪いのに、申し訳ない思いです。
宿の前には黒うさぎはいませんでしたが、黒い山羊がいました。
母屋の方はご主人と女将さんが住んでいて、離れが2棟あり、その一つを今日は私たちが貸切です。
他に誰もいないので気楽です。Wi-Fi完備、洗濯機乾燥機無料。5年ほど前にできたばかりの宿なので、まだ新しく清潔で、非常に快適な空間です。
夕飯です。お米農家なのでご飯がうまい!しかも土鍋で炊いた豆ご飯でした。
そのお米で作ったドブロクと甘酒もいただきましたが、アルコールは飲めないので、ドブロクは女房殿に差し上げました。甘酒は大変美味しかったです。ごちそうさまでした。
今日はポケモンはほとんど捕獲していない上に、宿から宿の移動の間もポケストがほぼなく、ギフトもほとんど送れていません。すみません。
ちなみに農家民宿くろうさぎさんもポケスト、ジムともに0です。ポケモンもほとんど湧きませんね。
そんな状態なので弘法大師様からのプレゼントはないと思ってましたが、宿でのんびりしていると野生で珍しいのが出ました!
アンノーンEでした。イベント以外で野生のアンノーンを捕まえたのは超久しぶり。何年ぶりだろう。弘法大師様に感謝です。
明日の予定は39番延光寺に巡拝し、宿毛市に入ります。天候は回復する予報なので、のんびり歩きたいと思います。
何かありましたら遠慮なくご連絡ください。
28日目
本日の歩行距離 18.9㎞
累計歩行距離 675.4㎞