Kindle小説三冊目にして、過去最大の力作ができました。
全てのお遍路さんに、ぜひ一度読んでほしい一冊です。
実際に起こった「幸月事件」をベースにした物語
幸月事件は、一般にはあまり知られていませんが、熱心なお遍路さんたちには比較的知られていますし、そんなに古い話ではないので、四国に住んでいる人たちも知っている人はいるのではないかと思います。
ある男が大阪で殺人未遂事件を起こし、四国に逃げます。四国では幸月と名乗り、お遍路となり、長い年月の間に四国を何周もし、お遍路さんたちの間で有名になります。
俳句を詠み、句集「風懐に歩三昧 幸月」を残しています。
その後、NHKのインタビューを受け、それがきっかけとなり、逮捕されてしまいます。
出所後はどうしていたのかは定かではありませんが、最期は新居浜の病院で亡くなります。
幸月事件に関しては詳細は不明ながら、上記のような話が事実として伝わっています。この事実を基に物語として装飾した本がこれです。
事実としてわかっていることも、あえて変更したりもしていますし、登場人物も逸話も全てフィクションです。
今回も出版記念無料セールがあります
いつものように無料セールを開催します。
無料セールは2026年6月29日16:00から48時間限りとなります。
通常価格は480円です。Amazon Kindleの電子書籍。文字数は11万字を超える大作です。
上記期間以後に、このページを読んでいる人でKindle Unlimitedに加入したことがない人も無料で読むことができます。
月980円ですが、最初の1ヶ月は無料です。500万冊の電子書籍が読み放題になります。1ヶ月以内に解約すれば実質無料です。ご利用ください。
個人的には自信作
多くの人に読んでもらえるかどうかはわかりませんが、個人的には過去最高の自信作です。
参考までに、文字数は
「孤独のリュック、希望の金剛杖」は約20,000字。
「捨てきれぬ罪」は約32,000字。
「同行、二十八度」は約117,000字。
一般にKindle小説は20,000〜30,000文字程度が多いです。今回は、かなりの長編だということがわかると思います。
幸月の殺人未遂事件の背景から、お遍路、NHKのインタビュー、逮捕、裁判、収監、出所を経て、死、そしてその後のことも描写しています。
一番力を入れたところは、最後の「エピローグ」です。
当初は80,000字に満たない程度だったのですが、こうしよう、ああしようと話を膨らませている内に、こんなに長編になってしまったのです。
AI小説を作るのは難しい?
今回もAIを利用しています。
今回使ったのは、Google AIとClaude。
Google AIに私の意向を詳しく伝えて、相談しながら、プロンプトを作ってもらい、それをClaudeに入力。そして修正。という感じで作っています。
AIで作るなんて、簡単じゃんと思われるかもしれません。実際、全てを自分で書くよりは圧倒的に楽ですし、自分で書く場合は、ここまでのクオリティのものは私には書けないです。
私もAIで小説を書くのは3回目になりますが、多少慣れたとはいえ、AIで小説を書くのは簡単とは思えません。
例えばAIに「幸月事件をモデルにして5万字くらいで小説を書いて」と言えば、それなりに出力してくれます。
でも、出力されたそれは、間違いなくつまらないです。
AIはプロンプトが重要です。どのような展開にしていくのか、どんな作風にするのか、登場人物の名前、登場方法など詳細を考え、プロットを練ります。事細かくAIに伝えないとなりません。
そうやって、徐々に作っていきますが、文章を書くのが得意と言われるClaudeでさえ、なかなかうまくはいきません。
Claudeの弱点はわかってきました。
Claudeは「それなりの文章」を書くのは得意です。漢字の間違いや誤字脱字もほぼありません。そういう点では優秀です。しかし、弱点は
- 時系列の把握
- 同じ文章や会話を別の場所で繰り返す
- 距離感の把握
- 前章のことを忘れる
- 言葉足らずで意味不明な会話
特に時系列の把握が何度注意してもダメです。
例えばある登場人物が、その時点では知るはずもないことを既に知っていたりすることが非常に多いです。また、まだ名前も出ていない人物なのに、何故か名前が表記されている。これは小説としては最悪です。
また、数字というか距離感の把握ができていません。例えばA地点からB地点に歩くのに、普通一時間なのに、三時間とか書いていたりして違和感が多発します。
また、例えば前章でAさんの出身はB県と書いているのに、次の章では忘れていて、Aさんの出身はC県とか、さらっと書いていることが多いです。
これらを推敲しながら、何度も加筆修正していかなければなりません。部分的に直せば済むものなら私が修正しますが、物語全体に及ぶミスも多発するので、そういう時はClaudeに指示して書き直しさせます。
もっと具体的にどうやるのか、知りたい人もいるかもしれませんので、いつかnoteにでもまとめようと思います。
「同行、二十八度」まとめ
出版は7月になるだろうと思っていましたが、台風とかもあって、ほとんど自宅にいたので、作業が捗り、6月中に出すことができました。
今回の電子書籍は、今まで以上に、できるだけ多くの人にぜひ読んでもらい、感想を聞きたいです。
面白かったか、つまらなかったか。同行二人を、そして遍路をどう考えるか、そんな意見があると嬉しいです。
電子書籍を最後のページまで読むと、レビューできます。ぜひご意見をお寄せください。
なお、次回作ですが、少々疲れたので、しばらく休んでから取り掛かかります。
内容は過去3作と同じ四国八十八ヶ所を舞台にしたものですが、恋愛小説を予定。予定なので気分で変更するかもしれません。
出版予定時期は7月の後半予定。また、このブログでお知らせしたいと思います。





















